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備前焼を通して伝えるおもてなしの心(後編)

『僕の信条は、土に素直に、火に素直に。』

素材の特性を活かして、いかにベストな表現が出来るかってところをこれからもまだまだ探究したいと思ってる。 土によって土の特性が全然違うから。備前焼って千何百年も続いているけど、まだ何かあるはず。 絶対、他にも表現方法があるはずなんだよ。今はまだ、それが何なのかわからないけどね。

僕は、それを見付けなければならない。

記念館の中庭から海を眺め、備前焼がどうしてこの地に生まれ、日本人の心に響き、千数百年も愛されてきたのかが、少しわかったような気がした今回の訪問。

棚に収められた渾身の作品を客人をもてなす料理の器として、惜しげもなくお出しする。その先生のさりげなくも真心のこもった「おもてなしの心」が胸の奥にじんわり温かく残っていました。

「心を育てる」ということが、人の品格を形成していく上で大切なことであり、それが作品づくりに影響し、ひいては「生き方」にも表れるのだということ。そして、食べ物はその選び方によって、体だけではなく、心も育んで豊かに成長させていく。

今の時代に失われつつあるものが、ここにはあるようでした。

*次回の「賢人の食と心」も是非ご期待ください。
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