トップ > 賢人の食と心 > 祝御遷宮 伊勢神宮一覧 > 【特別企画】 祝御遷宮 伊勢神宮(神田編)

神田では、現在うるち米5品種(チヨニシキ・キヌヒカリ・イセヒカリ・神の穂・三重23号)と、お餅用のもち米1品種(あゆみもち)のお米を主に作っています。 また、その他に栽培している稲の中に「瑞垣(みずがき)」という名の品種があるのですが、これは昭和5年に御正宮の瑞垣内で発見された稲で、その垣根のお名前をいただきました。それから、今では珍しくなってきておりますが、藁(わら)の部分が長い品種もあります。神宮ではお供え物を束ねたり盛り付けたりするときの紐として藁も使いますので、草丈の長い稲も栽培しております。今の品種は、台風対策などで倒れにくくするためや、昔のように藁草履や敷物に藁を使うことがなくなって、どんどん短くなっています。しかし、神宮ではお祭りで使用する藁草履も作りますので、そういった品種も維持していく必要があります。この神田の作業場には精米機もあり、ここでお米を精米してお祭りに使用することもありますが、「神嘗祭(かんなめさい)」、「月次祭(つきなみさい)」に関しましては、御稲御倉(みしねのみくら:内宮にある稲の貯蔵庫)に収められているお米をお祭りの直前に脱穀、籾摺り、精米をしています。

神田で作るお米は神様にお供えするものですので、おいしくなければならないと思っています。その「おいしい」という言葉の中には、「食べておいしい」という事と「体に良い」という意味も含まれると思うのです。ですから、確実にお米を確保しなければなりませんが、そのために何をしても良いというわけではありません。体に害をなすようなものであってはならないわけですから、農薬の使用も極力少なくしています。また、更に量を減らす方法を探しながら日々の作業にあたっております。 

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