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「オーガニックスーパー フレッシュミヨシ」は、一見するとどこにでもありそうな町の小さなスーパー。しかし中に入ってみると、棚は全国各地の自然派食材一色できれいに陳列され、その様子は圧巻です。これらの食品はどうやって店頭に並ぶのか。その秘密を伺いました。

棚を埋め尽くす調味料の数々。三好さんはすべての商品の原材料や製法などを細かく把握しているそう。

安心・安全がスタンダード。
健康志向派の心を掴むラインアップ。

「初めて来たお客さんの中には、棚の前できょとんとしている人もいますよ。しょうゆがほしいけれど、どれを選んでいいかわからないって。そりゃあしょうゆだけで50種類もあれば迷いますよね。お客さんの要望を全部聞いていたらいつの間にかここまで増えちゃって」。笑顔でそう話すのは、社長・三好一郎さん。お客さん一人一人の声を大事に、希望があった商品はとりあえず棚に並べるのがポリシー。利益は二の次と、自身の目利きで仕入れる商品にも一切の妥協はありません。原材料や製法にこだわった調味料、無農薬・有機栽培の野菜や果物、近海の旬を伝える鮮魚、国産小麦のパン、健康な牛から生まれた乳製品。個人商店とは思えない豊富な品揃えに胸を張ります。体の安全・安心を第一に考えたラインアップに信頼を寄せるファンが多く、遠方から足しげく通う常連客も少なくありません。

みずみずしく、イキイキとした表情の野菜や果物たち。作り手の顔が垣間見えるポップにも温かさを感じます。

「ホンマもんを集めたい」の一心で商品仕入れを直談判。

オーガニックスーパーとしてのスタートは19年前。それまでは、祖父の代から続く普通の食料品店だったそう。「オーガニックを知ったのは長男のアトピーがきっかけでした。症状がひどくてある人に相談したら『それはホンマもんを食べさせてないからや』と言われて」。ストレス過多な環境の中で産まれた卵、農薬に染まった土壌で育つ野菜。食べ物について調べていくにつれ、人間が作り出した不自然な食品に疑問を持つようになった三好さん。そしてたどり着いたのが、体にやさしいオーガニック食材でした。食卓に取り入れると長男のアトピーは軽減。その良さをお客さんにも伝えたいと、店舗の建て直しを機に、オーガニックスーパーとして再スタートを切ることに。とはいえ、オーガニック食材は入手困難な時代。惚れ込んだ商品はパッケージを見て製造元や販売元に電話をし、全国を回って1件ずつ交渉したそう。最初は苦戦した経営も、口コミで評判が広がり徐々に上向きに。大手デパートやスーパーからも一目置かれ、今では商品の売り込みも受けるほどになりました。

営業を終えても、厨房で明日のお弁当の仕込みに追われる奥様。この日は艶やかなピーマンを手に、肉詰めの準備中。

ささがきごぼうも手作業。
温もりが伝わるお惣菜とお弁当。

お昼時になるとにぎわうのがお惣菜とお弁当のコーナー。売り場ではけなかった生鮮食品や調味料を無駄にしないためにと始めたそうですが、良質な素材を使ったまじりっけのない味にファンが急増。品出しするそばから売れていき、週末はお弁当の予約が入るほどの人気ぶり。前日から仕込まないと追いつかないほど厨房は大忙しです。なかでも、品数の多い日替わり弁当は、三好さんの奥さんが「毎日買ってくれるお客さんのために味がかぶらないように」とメニューの組み立てを工夫するそう。一からの手作りは手間がかかって大変なのでは?と問うと「お客さんには胸を張って良いものを売りたいという気持ちが強いので、多少の不効率は仕方ありません」と三好さん。お客さん第一主義の真心が、今日もミヨシの人気を支えています。

フレッシュミヨシの商品棚より

鮮魚はパック詰めにすると内臓の嫌な臭いが移ってしまうからと、魚屋のように並べて販売されています。

家庭的な味が評判のお惣菜。「他の食料品は普通のスーパーで買っても、お惣菜だけはミヨシでと言うお客さんもいるんですよ」。

DATA:

オーガニックスーパー フレッシュミヨシ

兵庫県高砂市米田町米田933-19

TEL 079-432-6337

営業時間 10:00~19:00

定休日 木曜日・第2水曜日

URL http://www.fresh-miyoshi.co.jp

(2014年7月 現在)

 

フレッシュミヨシ からのメッセージ

オーガニック商品は値段が高く、手が届きにくいと思っている人もいることでしょう。家計に無理なく、まずはしょうゆ、みそ、砂糖、塩から始めてみるといいと思います。
料理の核となる調味料を自然なものに変えるだけで、食卓のいつもの味が格段に変化しますよ。

【取材レポート】
ここ何十年も病気をしていないという三好さん。日ごろの食生活には人一倍気を付けているのかと尋ねてみると「私は基本、なんでもおいしくいただくほう。玄米食や肉抜き食にチャレンジしてはみたけれど続かなかったし、食を制限するとストレスが溜まって、結局甘いものに走ってしまったし」と意外な答えが。体の調子が悪いときは、制限のある食事が回復の一助になることもあるけれど、神経質すぎる過剰な制限はかえって健康を害するのでは、というのが三好さんの持論。何事もほどほどに、が体にはベストなのかもしれません。

 

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