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「食べたごはんやおやつは体の中でどうなるの?」「どうして食べる前に手を洗わなきゃいけないの?」。子どもたちのこんな疑問に、パパやママたちはどう答えていますか。正しく答える自信がないという大人も多いかもしれません。「コープ・ラボ たべる*たいせつミュージアム」で親子一緒に楽しみながら、食への学びを深めましょう。

見学動線はワンフロアにまとめられ、子どもたちが回りやすく飽きずに学べるよう工夫されています。

子どもたちが五感で学べる施設

「コープ・ラボ たべる*たいせつミュージアム」は、子どもたちが食の安全と食べることの大切さを、見学・学習・体験を通して学ぶ施設です。誕生は2015年。2010年から大阪いずみ市民生活協同組合の商品検査センターとして稼働し、食卓の安全を守るために行う商品検査の様子を生協の組合員が見学できる施設になっていました。ところが食の安全だけでなく食育についても学びたいという声が寄せられるようになり、現在の形にリニューアル。施設内は子どもたちが五感をフルに使って、楽しみながら学べるよう工夫されています。平日は社会科見学の一環として近隣の小学校や支援学校の生徒たちが来館し、週末は食にまつわる親子参加型イベントも開催。子どもたちのにぎやかな声が響きます。 フロアは「食の安全ゾーン」と「食育ゾーン」の2エリアで構成。見学はまずミュージアムの紹介ビデオで見るところからスタートします。その後「チャレンジミッションシート」を手にフロアを回り、コーナーごとの食に関するクイズに答えていきます。

食の安全ゾーンにあるさまざまな検査室。検査ごとに部屋が分かれ、商品検査に必要な機器がずらりと並んでいます。タイミングが合えば、検査員の仕事の様子を垣間見ることも。検査室内は常に清潔に保たれています。

商品検査の様子を自由に見学

「食の安全ゾーン」で特に注目したいのは商品検査室。すべての検査室がガラス張りでオープンになっており、残留農薬検査や食品添加物検査などの様子を自由に見学することができます。同施設で行われる検査の8割を占めるという微生物検査(食中毒菌などについての検査)は、検査員がその方法を見学者の目の前でデモンストレーション。私たちの食卓が厳しい検査によって守られていることを知ると、いつもの食事が一層おいしく感じられるのではないでしょうか。「食育ゾーン」へと進むと、目に飛び込んでくるのが巨大なトンネル式の人体模型。ここでは食べ物が人間の口から入りおしりから出ていくまでの体の働きをパネルなどでわかりやすく解説。ボタンを押すとおならの音が聞こえたり、5年分のうんちの量を示した模型があったりと、子どもたちの興味を引くユーモアも散りばめられています。世界の給食や旬の食べ物について学習するコーナーや、米づくりの様子をパラパラ漫画で見せる仕掛けなどは、大人もつい夢中になってしまいそうです。

思いのほか難しかった味覚テスト。微妙な味の変化に疎くなっていることを知り、食生活を見直そうと反省…。

体験プログラムで学びをより深く

また、食への関心を高める体験プログラムも充実。2種類の凝固剤を使った豆腐づくりや正しい手洗い方法のレクチャーなどさまざまある中で、記者が気になったのは「味覚テスト」。さっそく挑戦してみました。目の前に用意されたのは小さな紙コップ。中には甘味・塩味・酸味・苦味・旨味の味を付けた水が入っていて、試飲をして利き分けていきます。簡単そうに見えて、これがなかなか難解。苦味がわからず、最後まで迷ってしまいました。現代人は添加物や味の濃い食事に慣れ、微妙な味を感じとる能力が低下してきているそう。「味覚はバランスのとれた食生活と"三角食べ"を心がけることで鍛えられますよ」とはフロアガイドマネージャーの吉﨑舞さん。体験プログラムを通しての発見や気づきもまた、子どもたちの食を大事にする心を育んでいます。

コープ・ラボ たべる*たいせつミュージアムのみどころ

食の安全ゾーンより

どんな菌が食中毒の原因になっているのか、食中毒と微生物の関係も展示を見ると一目瞭然。

人体トンネル

こちらは食育ゾーン。大きな口を開けた人体模型が出迎えてくれます。

検査員の解説

微生物検査のデモンストレーションをガラス越しに見学。疑問が浮かんだら、検査員に直接質問することもできます。(団体見学時のみ)

巨大うんち模型

巨大なうんちのオブジェに子どもたちは大興奮。約5年分の量(1日の量をテニスボール1個分と換算)を再現しています。

DATA:

コープ・ラボ たべる*たいせつミュージアム

大阪府和泉市テクノステージ3-1-3

TEL 0120-031-001
(大阪いずみ市民生活協同組合 組合員サービスセンター)

営業時間 10:00~16:00(入場は15:30まで)

休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)

入場料 無料

URL http://www.izumi.coop/museum/index.html

(2016年1月 現在)

 

コープ・ラボ たべる*たいせつミュージアム からのメッセージ

ミュージアムの見学はどなたでも無料です。個人の方はご自由に来館いただき、10人以上での団体見学はホームページから事前にお申し込みください。ガイドが案内いたします。休日はメーカー協力のもと楽しいイベントも行っています。情報は随時ホームページで公開していますので、興味のある方は事前予約の上、ぜひご参加ください。

【取材レポート】
体験プログラムでは、正しい手洗いについても学びました。汚れに見立てた蛍光ローションを手に塗り、せっけんで洗った後、ブラックライトにかざしてどれだけ汚れが落とせているかを確認します。自分では完璧に洗い落とせたと思っていても、指の付け根や手首、爪の間などは洗い残しが多いそう。その手で食品や食器、調理器具に触れてしまうと、菌が移染し危険が広がります。食中毒予防はまず正しい手洗いから。その大切さを改めて心に刻みました。

 

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