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料理の主役は地元で育った無農薬無化学肥料栽培の野菜や穀物たち。精進料理に息づく心や禅の教えを吹き込み紡いだ一皿は、素材への愛に溢れています。口にするたびうれしい発見や驚きを与えてくれる味を求めて、京都へ。

オープンキッチンからは調理の様子が垣間見え、食事の時間を盛り上げてくれます。目の覚めるようなブルーの器は沖縄メイド。メニューの一部には沖縄の食材を使ったものもあります。

みんなが満足できるヴィーガン料理

沖縄に本店を置くレストラン「浮島ガーデン」が、今春、京都に2号店をオープンしました。同店は肉や魚・卵、乳製品など動物性の食品を一切使わないスタイルで、ベジタリアンやヴィーガンに人気の店。でもこうした料理は、一般の人が食べるとどうしても味気無さや物足りなさを感じてしまいがちです。そこで調理に工夫を重ね、だしやミネラルを多く含んだ雑穀をアレンジして、肉や魚を超えるうま味を表現。自然栽培や無農薬農法に取り組む農家から仕入れた島産のエネルギッシュな野菜をたっぷり取り入れ、調味料もナチュラルなものを徹底し、誰が食べても満足できる体と心にやさしい味を追求しています。そんな本店のスタイルをそのまま受け継ぐ京都店では、京都ならではのオリジナルメニューが充実。地元の採れたて野菜のおいしさを詰め込んだ一皿が早くも話題を呼んでいます。

「地域の穀物と野菜で肉と魚を超えた旨味をつくりだす」「本物の調味料をとことん極める」「三心で料理する」がモットー。

京都から世界へ穀物・野菜のおいしさを発信

沖縄は米国の食文化が強く浸透していて、県民は肉が大好き。でも本来、日本人の体は肉食より穀物・菜食に適しているとの考えから、同店では野菜と穀類中心の食生活を見直してほしいと、料理を通して県民たちに問いかけてきました。今回新たな地として京都を選んだのは、浮島ガーデンの食の精神をより広く世界に向けて発信していきたいという熱意から。「京都は和のヴィーガン料理である精進料理発祥の地であり、日本の中でも特に外国人観光客が集まる場所。当店の料理を世界各国の人に食べてもらい、そこに込めた思いを自国に持って帰ってほしいという思いがあります」と話すのは、店長の田代紗綾さんです。

フロアと個室をつなぐ坪庭。日本伝統の建築様式はひとときの癒しを与えてくれます。京都店は町家の息づかいを残し、趣のある空間へと変身。沖縄の本店も古民家を改装しています。

お酒に合うアラカルトがスタンバイ

ランチはパパッと食べられるプレートごはんを用意。ディナータイムには野菜のみずみずしさが伝わるアラカルトが並び、深みのある味付けは厳選したオーガニックワインや泡盛との相性も抜群です。酒どころ京都らしく、近々地酒のリストもそろう予定なんだそう。町家をリノベーションした落ち着いた店内では会話も弾み、坪庭を備えた開放的な雰囲気も手伝って、自然と杯が進みそうです。「最近は雑穀を栽培する農家さんが減ってきているので、食べることを通して農家の皆さんを応援する活動もしていきたいと考えています。いずれは私たちも田畑を持ち、自分たちで作った野菜などをお客様に味わってもらえればいいなという思いもあるんですよ」と、にこやかに今後のビジョンを語ってくれた田代さん。近々、店舗の2階を多目的スペースや1日1組限定の宿泊どころとして開放していくことも計画中。これからの展開にますます目が離せません。

浮島ガーデン京都のおすすめ

キヌアと蕎麦の実のキョフテ

京都の農業高校・桂高校が栽培しているキヌアと宮古島実業高校産の蕎麦の実を使って作った中東や南アジアのミートボール・キョフテ。見た目も味もまるで肉。食べ応えも満点です。

オーガニック豆腐のベジタコライス

沖縄グルメの定番であるタコライスを、国産無農薬大豆の木綿豆腐と高野豆腐でアレンジ。ごはんは玄米か五分づきを選べます。サルサソースとフレッシュグリーンを混ぜ合わせてがっつりと。

精進おさかなフライ

白身に見える部分は、実は穀物のヒエ。のりを皮に見立てカリッと香ばしく揚げれば、白身魚のような味わいになるから不思議。コクのあるタルタルソースも手作り。

本日のタパス

その日入荷した野菜で作るお酒に合う一品が毎日5~6種類ほどスタンバイ。1皿300円くらいからとリーズナブルなので、いろいろと注文するのも楽しい。

DATA:

浮島ガーデン京都

京都府京都市中京区富小路通六角上る朝倉町543

TEL 075-754-8333

営業時間 18:00~23:00 (LO 22:00)

定休日なし

URL http://ukishima-garden.com/kyoto/

(2016年6月 現在)

 

浮島ガーデン京都 からのメッセージ

トルストイの言葉に「屠殺がなくなれば戦争はなくなる」とあるように、いのちを無駄に奪わないことが本当の平和への道だと私たちは考えます。浮島ガーデンは、基地の島 沖縄、精進発祥の地 京都から、愛と平和を実現するための真の料理・スピリットフードをお届けし、穀菜食こそが人と地球を救うことを世界に発信しています。清らかな食べ物をつくる農家さんへ最大のリスペクトと感謝を込めて!

【取材レポート】
沖縄の本店に訪れたことのある記者。旅のディナーにたまたま選んだのが浮島ガーデンでした。次々に出てくる料理はまさに目からウロコ。とにかくどの野菜も味が濃く、素材が持つポテンシャルの高いことといったら! 沖縄の大地のエネルギーに感謝せずにはいられませんでした。特に印象深かったのがニンジン。あまりのおいしさに店員さんを呼び止め、メニューになかったニンジンだけのプレート盛りを特別に作ってもらい、生でバリバリボリボリ。挙句、このニンジンはどこで作っているのか、どこで買えるのかと聞いて、翌日の旅のプランを急きょ変更。浮島ガーデンで仕入れている野菜を求め。農家めぐりをしたほどでした。これからは海を渡らずとも、浮島ガーデンの料理が食べられるなんて。通い詰めたい1軒がまた増えました。

 

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