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熟成を重ねた味はプレミアム

国産米で焼酎をつくり、米だけで仕込んだ新商品。食にこだわる人に向けた川石さんの自信作(画像上)。川石さんが試作中の10年熟成本みりんを使ったプリン(画像下)。黒糖に近い味のカラメルソースが美味です。

愛情をかけた商品の中でも「10年熟成本みりん」にはひと味もふた味も違った魅力があると胸を張る川石さん。同社のみりんは高温処理を施していないため、瓶詰をしてからも麹菌が生き続けています。その特性を利用した10年熟成本みりんは、タンクの中で長年継ぎ足してつくられてきた逸品。味、香り、色が経年とともに深みを醸し出し、濃密な味わいと上品なまろみは料理に加えてなお存在感を放ちます。特に乳製品と相性が良く、有名ホテルのフレンチシェフもチーズとのマリアージュに太鼓判を押してくれたとか。

川石さんはみりんの新たな可能性を追い求め、10年熟成本みりんを主役にしたスイーツを試作中です。「いろいろと試みてプリンはどうかなと。10年熟成本みりんを半分の量になるまで煮詰め、カラメルソースの代わりにしてみたんです」。試作品をいただいてみると、みりんに黒糖のようなコクが生まれ、あっさりとした甘さ。和の香りもほんのりと漂い、大人のための甘味といったところです。

簡易な味に押され姿を潜めつつある本醸造のみりん。川石さんは今こそみりん本来の実力を知ってもらうときだと語ります。「一度本物の味を知ったらきっと手放せなくなるはず。まずは一人でも多くの人に口にしてもらうきっかけづくりをしないと」。ひたむきな努力は続きます。

【コラム】本みりんの多彩なアレンジ

本みりんのユニークな味わい方を川石さんに教えてもらいました。気になる人はぜひお試しを。

①本みりん×柑橘類

本みりんにレモンやゆずなどの柑橘類を好みの量だけキュッと搾るとさわやかなドリンクに。

②本みりん×コーヒーor紅茶

砂糖代わりに本みりんをスプーンで1~2杯程度をプラス。アルコール成分により体の芯からポカポカ。

③10年熟成本みりん×アイスクリーム

本みりんとバランスの良い乳脂肪分が低めなアイスクリームの上に回しかけると、ちょっとリッチなスイーツに変化。

(2017年3月 取材・文 岸本 恭児)

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