トップ > 食育特集 > File.41(1)

特集メインタイトル

街の商店街がシャッター通りと化し、次々と消えていく今日。大阪にはまだまだ活気のある商店街が存在します。千日前道具屋筋商店街もその一つ。浪速の食文化の発展に大きく貢献し、今もにぎわいが絶えない理由とは。

千日前道具屋筋商店街

【大阪府大阪市中央区難波千日前5-19河原センタービル内5F 
(千日前道具屋筋商店街振興組合)
http://www.doguyasuji.or.jp/
プロ用の厨房機器や周辺器材の専門店が軒を並べる商店街。昔も今も大阪の食文化に寄り添い、共に発展してきた。通りを往復すると、飲食店を営むのに必要なものが一通りはそろうのが魅力。「道具の日」にあたる10月9日には毎年「道具屋筋祭り」を開催。体験や実演、掘り出し市を行っている。

食の道具であふれる通り

ちょうちんや看板を扱う専門店(写真上)。一般の人がインテリアにと買っていくこともあるそう。お店のディスプレイもどこかで見たことのあるものばかりです。

大阪ミナミは、個性的豊かな店や人が集う日本有数の繁華街として知られ、連日観光客でにぎわうエリア。その中心にあるのが千日前道具屋筋商店街です。周辺には商店街が多く、戎橋筋商店街や黒門市場商店街からも近い場所にあります。

喧噪の中に赤字で「道」と書いた大きな看板が見えたらそこが入口。南北に通る全長150mのアーケードの下には、約60店舗がひしめき合うように建ち並んでいます。「西の道具屋筋、東の合羽橋」とも言われるように、プロの厨房道具がなんでもそろうのが道具屋筋の特徴。業務用のタコ焼き器、皿に漆器、包丁、ちょうちんにのれん、ひょうたん型の小さな型抜きや超大型のずんどう鍋まで、どの店にも食にまつわる商品が所せましと置かれています。素人にはその一つ一つが物めずらしく新鮮に映り、まるでアミューズメントパークのよう。つい足を止めてしまうのでなかなか前に進みません。

見ているだけでも興奮

食品サンプルの店「デザインポケット大阪本店」では、本物と見まがう食べ物がディスプレイされています。

道具屋筋らしい一軒といえば、まず北入口すぐにある「デザインポケット大阪本店」。こちらは食品サンプルの専門店です。こんもりと泡立ったビールジョッキや、美しい渦巻きのソフトクリームは本物さながら。作り物とわかってはいても、おいしそうと見入ってしまいます。何気なくビールジョッキの値札に目をやって少々びっくり。1つ5000円から6000円台の価格は決してお手頃とは言えませんが、作業にかかる手間と職人技でしか生み出せないアートと考えると、安いものなのかもしれません。お土産として人気を集めているのは食品サンプルのキーホルダー。エビやマグロの握りずしをデザインしたものは、外国人観光客も興味津々の様子です。

通りを行った先にある「一文字厨器」は包丁の専門店。食材ごとの専用包丁など、大小あらゆる種類が整然と並ぶショーケースは圧巻です。料理人にとって相棒である包丁は、末永く大事に使いたいもの。こちらの店では刃の研ぎや柄の取り替えといったアフターフォローも万全で信頼を得ています。店頭には重厚な日本刀がディスプレイされていて観光スポットにもなっています。

大阪の食文化が色濃く反映されているのが「タケウチ」。こちらはお好み焼き器など大阪人がこよなく愛する“粉もん”のアイテムに特化した店です。カウンターや流し台は使い勝手を考え、オーダーメイドにも応えてくれるそうです。

食育大事典facebookページ
ページのTOPへ