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日本で育ちにくいアーモンド

毎年大盛況のアーモンドフェスティバル。庭園には多くの人が詰めかけ、ピクニック気分でお花見を楽しみます。アーモンドの花が咲くのは毎年3月から4月にかけて。今年は暖かい日が続き、平年より早めの満開を迎えました。

日本でアーモンドの木の栽培を始めたのも東洋ナッツ食品が最初です。40年前にカリフォルニアから苗木を持ち込み、かつては社員教育の一環として社員全員で世話をしていたそうです。そもそもアーモンドは乾燥した環境を好み、梅雨がある多湿な日本では育ちにくい植物。知識も技術もない素人が生育を管理するには苦労が伴いました。幾度となく枯れそうになりながらも少しずつ枝葉を増やし、今では本社・工場の庭園で約40本が立派に成長しています。これほど多くのアーモンドの木が育っているところは国内で唯一。現在は専任の庭師が1年を通して手入れを行い、大切に見守っています。

春になると桜によく似たつぼみが徐々に膨らみ、満開時には麗しい花弁が放つ芳香にうっとり。咲き誇る見事な花を多くの人に見てもらおうと、3月には庭園を一般開放し「アーモンドフェスティバル」が開催されています。ソメイヨシノより一足早くお花見が楽しめるだけでなく、揚げたてアーモンドやアーモンドオーレなど、この時にしか味わえないオリジナルフードも登場するとあって大盛況。口コミで人気が拡散し、毎年約3万人が訪れる一大イベントとなっています。来年は記念すべき30回目を迎える「アーモンドフェスティバル」。例年より盛大に行われる予定だそうで、期待に胸が弾みます。

ナッツごとの主な栄養価

揚げたてアーモンドはアーモンドフェスティバルだけで販売されている人気フードです。

ナッツは種類ごとに味や香り、食感が違うように栄養価も異なり、個性を知り上手に摂取することが体内に必要なパワー取り込むコツです。「特に現代人に不足しがちなビタミンやミネラルなどがそれぞれのナッツに多く含まれています」と大谷さん。主なナッツの特徴的な栄養価について紹介してもらいました。

●アーモンド
【代表する栄養成分】ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があり、すべての食品の中でアーモンドに一番多く含まれています。さらに食物繊維もナッツ類の中で最多とされ、ごぼうの約2倍。毎日食べるとアンチエイジングや美肌へ導いてくれる効果が期待できます。

●カシューナッツ
【代表する栄養成分】ビタミンB1
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるときに必要な栄養素であり、不足するとエネルギー不足になり疲労の原因になります。またナッツの中では油脂が少ないのも特徴です。夏の暑さに弱い人は、カシューナッツを積極的に摂取し、夏バテ対策を行いましょう。

●ピスタチオ
【代表する栄養成分】カリウム
体内に溜まった不要な塩分や水分を調整してくれるカリウムが多く含まれており、高血圧予防やむくみ解消に効果的。さらに眼病予防に良いとされるルテインとゼアキサンチンも含有しています。パソコンや運転による疲れ眼に悩む人は意識して食べると良いでしょう。

●くるみ
【代表する栄養成分】オメガ3脂肪酸
くるみ全体の約7割にオメガ3脂肪酸が含まれています。オメガ3脂肪酸は青魚に含まれるDHAと同じ種類で、悪玉コレステロールを下げる効果があり、動脈硬化の予防、コレルテロール値の正常化に一役買ってくれます。生活習慣病が気になる人はぜひ取り入れたいナッツです。

●マカデミアナッツ
【代表する栄養成分】パルミトレイン酸
パルミトレイン酸は皮膚の老化を防ぐのに役立つ栄養成分。30歳を過ぎると体内での分泌量が減っていくため、外から補うことが大切です。食べ続けると美肌効果が期待でき、特に乾燥肌の人におすすめです。

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