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神戸市営地下鉄の終点「西神中央駅」から山を越えると、駅前の賑やかさは一転し、田園地帯が広がります。そんなのどかな田舎でひときわ賑わいを見せるのが、「地産地消」「食育」「旬」がコンセプトの「育みの里 かんでかんで」。地元はもちろん、遠方からも多くのお客様が訪れる同店を訪ねました。

野菜の力強い味が楽しめるバリエーション豊富な料理は、キッチンで働く地元の主婦の方々の手作り。「家族の健康のために野菜中心の料理を作りたい」という主婦の皆さんの献立のヒントにもなっているそう。

約50種類の料理をビュッフェスタイルで。

11時の開店と同時に、店先に並んでいたお客様が次々と店内に入ってきました。広いフロアはたちまち埋まり、入口付近では席が空くのを待つお客様の姿もちらほら見られます。 ここを訪れる人たちの目当ては、ビュッフェスタイルで楽しめる料理の数々。入口付近のテーブルにズラリと並ぶ、野菜中心の料理はなんと約50種類。パンやスイーツにも野菜が使われているので、健康志向の人たちに人気が高いというのも納得です。しかも野菜は、前日かその日の朝に収穫されたものを極力を使うというこだわりよう。「食材はできる限り兵庫県内産で、特に野菜は地元の神戸市西区産が多いですね。すぐそばに自社農場があって、自社で栽培した野菜も使うので新鮮なんですよ」と原田幸和店長は胸を張ります。野菜はできるだけ農薬を使わない農法で栽培されているから安心安全。素材の美味しさを楽しめるよう、薄味にされているのも人気の秘密です。

野菜本来の姿と味を楽しもう

キュウリは本来、イボがあるもの。しかし、輸送の段階でイボの部分から傷むこと、食感・手触りが悪いことから、”イボなし”がもてはやされるようになりました。トマトも、先が尖っているものが美味しいのですが、ラップをすると破れてしまうので、”へそなし”が主流に。こうして流通しやすい品種改良された野菜が販売されるようになり、野菜本来の味を知る機会が減りつつあります。旬を感じて、素材本来の味を楽しむことで、心も体も健やかに保ちたいですね。

野菜収穫体験コースは500~800円。摘んだ野菜や果物は持ち帰りOK。4月~6月上旬はイチゴの収穫体験が人気。

収穫体験で野菜嫌いを克服。

美味しい野菜料理を提供するだけでなく、野菜やキノコの収穫体験も定期的に開催。野菜がどのように育てられて実をつけ、収穫されるのかを学べるのは、都会暮らしのファミリーにとって大きな魅力。自分で収穫した野菜は美味しく感じられるのか、「子どもが野菜嫌いを克服した」という声も多いそうです。 「採れたての野菜は虫やゴミ、土がついているもの。でも、きれいに洗って食べれば、スーパーで買う野菜とは味が全然違います。本物の野菜の美味しさを知り、野菜を好きになっていただきたい」と原田さん。レストランで野菜の味に感激した後、併設のショップで採れたて野菜を購入する人は多いそう。原田さんの思いは、ここを訪れるお客様にしっかり伝わっているようです。

農業体験で楽しみながら米作りを学ぶ

「育みの里 かんでかんで」のある兵庫楽農生活センターでは、「コウノトリ育む農法」による稲作が体験できる「親子農業体験教室」を実施しています。参加者は5回のイベントで、田植えや除草、稲刈りなどを行います。また、イベントでは田んぼに住む生き物調査も実施しているので、子どもたちも楽しみに訪れています。最終回は、自分たちで育てた新米を飯盒で炊き、新米の味を堪能。収穫した玄米20kgは記念品として持ち帰ることができます。
開催時期:6月~10月 参加費:1万3,000円(税別)

野菜の力強い味わいが楽しめる定番メニュー

野菜のせいろ蒸し

湯気立つせいろの中に見えるのは、ほくほくに蒸し上がった旬の野菜。1年を通して楽しめる人気の定番です。

季節野菜のピクルス

「野菜の切れ端を捨てるのはもったいない」という思いから考案したこのピクルスは、農林水産大臣賞を受賞した看板メニューです。

DATA:

楽農レストラン 育みの里 かんでかんで

兵庫県神戸市西区神出町小束野30-17

TEL 078-964-3008

営業時間 11:00~16:00

定休日 無休

URL http://www.to-ho.co.jp/farm/restaurant/index.html

(2014年5月 現在)

 

かんでかんで からのメッセージ

「かんでかんで」では、旬の野菜を使う「地産地消料理教室」を定期的に開催。ジュニア野菜ソムリエでもある私、店長の原田と一緒に、野菜たっぷりのヘルシークッキングを楽しみましょう。
また、「フランス料理 ラ・ジュネス代官山」の小久江次郎シェフを招いての料理教室も好評ですので、お気軽にご参加ください!

【取材レポート】
店内は広々としていますが、昼の12時にもなるとほぼ満席に。週末は特に込み合うので、早めの到着をおすすめします。 同店では、店で出る生ゴミから作った堆肥を自社農場で使う「ゼロエミッション」に取り組み、環境に配慮した循環型農業を実践しています。「育みの里 かんでかんで」でいただける美味しい野菜を育むためには、環境を守ることも大切なのだと実感しました。

 

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