神戸紅茶株式会社
港町として栄え、早くから西洋文化に触れてきた神戸は、1世帯あたりの年間紅茶消費量が多い街です。私たちの生活と紅茶を身近にしてくれたのがティーバッグの登場。日本で初めて紅茶のティーバッグを作る自動包装機を導入した会社が神戸にあります。
こちらがコンスタンタマシン。1つの機械で1日に5万個程度のティーバッグが製造されています。
カフェはセルフに近いスタイル。茶葉に香りづけをしたフレーバーティーなども含め、約50種類もの紅茶の中から選ぶことができます。
茶葉は量り売りで購入可能。カフェでいろいろな茶葉を吟味して、自分好みの味を見つけるのも楽しいですよ。
神戸紅茶のおすすめ
イングリッシュブレックファスト
ミルクティー用に高品質な茶葉をベストブレンド。ミルクを入れても紅茶本来の風味が損なわれず、深いコクが楽しめます。
シーズン限定の紅茶
シーズン限定の味は、専門店ならではのスペシャルティー。産地ごとにクオリティーが高くなった時期に買い付けます。
オーガニックとフェアトレードの認証を受けている神戸紅茶の商品。生産地の自助組織の発展に貢献し、消費者の健康にも配慮しています。
ミュージアムの要素も備えたカフェ。壁面に飾られた商品の数々に、紅茶の歴史を垣間見ることができます。
DATA:
神戸紅茶株式会社
兵庫県神戸市東灘区住吉浜町16-2
TEL 078-851-7281
URL 公式 http://www.kobetea.co.jp
URL 店舗 http://www.kobe-tea.com
(2015年2月 現在)
【取材レポート】
おいしい紅茶を淹れるコツを下司社長にうかがいました。まずは水道の蛇口から汲みたてのたっぷり空気を含んだ水を準備。ティーポットやカップはあらかじめお湯で温めておきます。水道水を完全に沸騰させ、茶葉の入ったティーポットに注ぎ、ふたをしてじっくり蒸らすこと2~4分(茶葉が大きいほど時間は長めに)。カップに手早く注ぐと風味豊かな紅茶の出来上がりです。ティーバッグの場合は、お湯をカップに注いだ後、ティーバッグをカップのふちから滑らせて入れ、ソーサーなどでふたをして蒸らすとおいしくなるそう。アイスティーを入れる際に白く濁るのが気になる人は、紅茶が熱いうちに少し砂糖を加えておくのもポイントだとか。お試しあれ。