パプリカ
パプリカの原産地は南米大陸と言われており、大航海時代にコロンブスが持ち帰り、ハンガリーで栽培のための品種回改良が行われたのだとか。スーパーなどでよく見かける品種はオランダで作られ、日本へは199年年代に輸入され人気となったそうです。
4月〜11月にかけてオランダ産が出回り、冬は韓国産やニュージーランド産が輸入され、年中食べられる野菜です。また、パプリカのビタミンCは熱に強いと言われており、オリーブオイルなどの油で加熱するとβカロテンの吸収しやすくなるなど、夏バテ予防には最適な野菜です。
パプリカの栄養成分
・カリウム
ナトリウムの排泄により血圧を安定させる作用があります。また、利尿作用によりむくみを解消します。
・ビタミンA(β-カロテン)
抗酸化作用により免疫力を高めてくれます。また、ビタミンAに変換し、粘膜や皮膚の健康維持に役立ちます。油を使った料理によりβ-カロテンの吸収量がアップします。
・ビタミンC
体内に侵入したウイルスや細菌と戦う白血球やリンパ球に多く含まれているので、摂取することで免疫機能の向上が期待できます。
・ビタミンE
若返りのビタミンとも呼ばれ、血行促進作用や抗酸化作用があります。血液の流れがスムーズになることにより、血行不良からくる疲れやコリの改善が期待できます。
パプリカの選び方・保存方法
全体的に色が濃く、ツヤがありみずみずしいものを選びましょう。持ったときにハリや弾力のあるものがおすすめです。冷蔵庫で保存する際は、保存用袋に入れて野菜室へ。冷凍するときにはしっかりと水気を切ることが大切です。
豚肉とパプリカのフリカッセ
材料|4人分(塩分量0.8g)
- 豚モモ肉(ブロック)・・・・300g
- 赤ピーマン・・・・80g
- 黄ピーマン・・・・80g
- オリーブ油・・・・大さじ1
- ブイヨンキューブ・・・・・1/2個
- おろしショウガ・・・・小さじ1弱
- 白ワイン・・・・50cc
- 牛乳・・・・50cc
- 小麦粉・・・・大さじ1/2
- 塩・・・・小さじ1/3
- コショウ・・・・少々
- パセリ(乾燥)・・・・適量
豚肉とパプリカのフリカッセ|作り方
- 豚肉は7mm厚に切り、麺棒などでたたいて平らに伸ばしておく。
- 赤ピーマンと黄ピーマンは、縦に3mm幅の細切りにする。
- 弱火で温めたフライパンにオリーブ油をひき、赤ピーマンと黄ピーマンを加えて炒める。しんなりとしてきたら、水(200cc)とブイヨンキューブを入れる。
- 豚肉に塩、コショウをふり、小麦粉を両面にふってなじませる。(3)を強火にかけ、沸騰したらおろしショウガと豚肉を加え、白ワインを注ぐ。
- フライパンの煮汁が少なくなってきたら、熱湯(200cc)を足して更に煮込む。再び煮汁が減ってきたら、牛乳とパセリを加え、全体が温まったら火を止め、4等分して皿に盛り分ける。