ニラ

ニラの原産地は東アジアの地域で、日本へは弥生時代に中国から伝わったといわれています。「古事記」や「万葉集」にも登場し、体を温めたり、滋養強壮の効果があることから、古くから薬用として食されてきました。野菜として栽培されるようになったのは明治に入ってからです。

和食にはもちろん、餃子やレバニラ炒めなどの中華料理、キムチ鍋やチヂミなどの韓国料理など、様々なスタミナ料理に使用されている栄養豊富な緑黄色野菜です。

葉ニラ
一般的な緑色のニラ
黄ニラ
日光を当てずに軟化栽培した黄色いニラ
花ニラ
葉を食用とするニラの花茎とつぼみ部分。園芸用に同じ名称の「ハナニラ」があるが、こちらは食べられない。

ニラの効能

・β-カロテン
ニラに含まれるβ-カロテンには、体内で発生した活性酸素を取り除いてくれる抗酸化作用があり、それが疲労回復やがんの予防、アンチエイジングにつながっているといわれています。また、β-カロテンは体内でビタミンAに変換されるため、風邪予防や髪の健康維持、粘膜や皮膚の健康維持、視力維持などの効果が期待できます。

・アリシン
ニラの強いにおいの元は、ニンニクやネギ、玉ねぎなどにも含まれる硫化アリルの一種、アリシンというもの。アリシンには強い殺菌・抗菌力があり、風邪などの感染を予防してくれます。また、疲労回復に欠かせないビタミンB1の吸収を高める働きがあります。その他に、胃液の分泌を促して胃もたれや食欲不振を改善したり、自律神経を刺激して代謝をよくしたり、血流をよくして体を温める働きなどがあります。

ニラの選び方・保存方法・料理

ニラは傷みやすいので、できるだけ早く使いきってください。購入する際は、全体に肉厚でハリがあり、葉先までピンとしているもの、根元の切り口が新鮮なものを選んでください。

ニラはビタミンB1を豊富に含む食材との相性が抜群です。ビタミンB1の吸収を高める働きをするアリシンはニラの根元の部分に多く含まれるため、豚肉料理などには根元部分を多く入れるとビタミンB1を効率的に摂取できます。また、葉の部分に多く含まれているβ-カロテンとビタミンEは油との相性が非常にいいため、揚げ物や炒め物などに適しています。

豚ニラ玉

材料|4人分(塩分量1.3g)

  • 卵・・・・3個
  • 豚ロース肉・・・・200g
  • プチトマト・・・・200g
  • タマネギ・・・・1/4個
  • ピーマン・・・・2個
  • ニラ・・・・20g
  • だし汁・・・・50cc
  • しょう油・・・・小さじ1/2
  • 塩・・・・適量
  • ゴマ油・・・・大さじ1

豚ニラ玉|作り方

  1. 豚肉は1cm幅に切る。プチトマトはヘタを取って半分に切り、タマネギは繊維に添って1cmの厚さに切る。
  2. ピーマンは種を取って、食べやすい大きさの乱切りにする。ニラは3cmの長さに切る。
  3. 卵は溶きほぐし、だし汁としょう油を加えておく。
  4. フライパンを火にかけてゴマ油をひき、豚肉を炒める。豚肉の、ほんのりピンク色が消えてきたところで、タマネギを加えて更に炒める。
  5. タマネギがしんなりしてきたら、トマト、ピーマン、ニラを順に加えて炒め、塩を軽くふって薄味に整える。
  6. 最後に強火にして、(3)を回し入れ、さっと絡めて出来あがり。