ココナッツ

「心」の生理機能を正常に戻す、強心の働きが期待できる「ココナッツ」。
夏は「心」のケアが大切な季節です。ココナッツには、この「心」の生理機能を正常に戻す「強心」の働きが期待できます。また、体内の余分な熱を冷ます「解暑」、むくみの原因となる余分な水分を排出する「袪湿」、風邪を取り除く「袪風」といった、体にたまった不要なもの(邪)を外に出す働きもあります。
さらに、汗と共に失われた「気」を補って体のだるさを軽減する「補気」、脾を補う「補脾」、筋力の衰えを補う「強筋骨」、口の渇きを和らげる「止渇」など、さまざまな働きが期待できます。
栄養学的には、動脈硬化や肥満を防ぐMCT(中鎖脂肪酸)、整腸作用のある食物繊維が豊富に含まれる他、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル分も摂ることができるので、暑さが原因の身体のだるさ、むくみ、胃の不調を感じるときにおすすめの食材です。
ココナッツ活用レシピ
パプリカとココナッツのサラダ

【材料】2人前
【分量】パプリカ1個、玉ねぎ1/4個、ケッパー小1/2、ゆで卵1個、ツナ缶1缶、きゅうり1/4本、ココナッツオイル大1、とろけるチーズ1枚、ドライココナッツ大1
- パプリカは半分に切って、種を取っておきます。
- 玉ねぎはみじん切りにして、水にさらしておきます。
- みじん切りにしたゆで卵、水を切った②の玉ねぎ、ケッパー、ツナ缶、きゅうり(みじん切り)、ココナッツオイルをよくまぜて、お好みで塩胡椒で味を整えてから、①のパプリカにつめます。
- ③の上にとろけるチーズ、ドライココナッツをのせ、表面に軽く焦げ目がつくくらいまでオーブン(グリル、トースターでもOK)で焼いたら完成です。
【補足】ココナッツオイルは五臓の「肺」「腎」、六腑の「大腸」に作用して、体全体の疲れや便秘などに効果的です。