黒豆

初めての薬膳「黒豆」|食育大事典

滋養強壮、月経不順や腰痛、老化防止の期待できる食材です。

黒豆は、滋養強壮、月経不順や腰痛、老化防止の期待できる、冬の代表的な黒い食材です。血の巡りや水分代謝を整えたり、生活習慣病や疲労回復の効果があると言われます。栄養素としては、アントシアニン、オリゴ糖、カルシウム、タンパク質、カリウム、食物繊維、大豆イソフラボンなどが含まれますので、眼精疲労、女性ホルモン様作用も期待できます。黒豆というと、お正月のおせち料理のイメージですが、簡単に黒豆の栄養を摂るには、乾煎りして黒豆茶として飲むのもおすすめです。洗って炊飯器にお米と一緒に入れて炊くだけで、黒豆ご飯として食べることもできます。アントシアニンがご飯を赤紫に染めるので、お赤飯のような出来上がりになります。味が足りなければ、更年期障害や老化防止に効果的な黒ゴマと塩で味を足しても美味しくなります。黒豆を柔らかくして食べたい場合は、十分に浸水させて炊くとよいですし、歯応えが残るくらいがよい時は、洗ってそのまま炊いても大丈夫です。黒豆を水煮しておき、冷凍庫で保管しておけば、黒豆サラダや甘く煮て黒豆煮、黒豆ごはんなど、いつでも使えて便利です。

黒豆活用レシピ

黒豆ご飯
黒豆ご飯

    【分量】黒豆 50g、米 1.5合、塩 少々、酒 少々

    【材料】2〜3人前

  1. 米を洗いザルで水を切ります。
  2. 炊飯器に米と塩、酒を入れ、1.5合の水の分量を入れます。(炊飯の30分前までに水に浸す)
  3. 黒豆を洗い、水を切り、炊飯器にセットします。
  4. 炊飯器の時間通りに炊飯してください。

  5. 【補足】柔らかな黒豆の食感がお好みの場合、水煮の黒豆を使うと柔らかく炊き上がります。

黒豆茶
黒豆茶

    【分量】黒豆 50g、水 400cc

    【材料】2人前

  1. 乾煎(芳ばしい香りがして、少し皮が割れるくらいまで)をします。
  2. 乾煎りした黒豆をカップ2杯分の水で15分程度煮出して完成
  3. 煮出す時間を長めにすれば、濃い味が楽しめます。

  4. 【補足】煮出し後の黒豆にも栄養があるので、黒豆ご飯を炊く時に活用するのがおすすめです。

黒豆煮
黒豆煮

    【分量】黒豆 200g、砂糖 100g、醤油 小さじ1、塩 少々

    【材料】2人前

  1. 黒豆を洗い、6時間程度たっぷりの水に浸します。
  2. 鍋に豆がひたひたになる位の水を入れ、柔らかくなるまで煮ます。途中アクが出たら取り除き、豆が顔を出したら水を足していきます。
  3. お好みの硬さまで煮たら砂糖を加えます。水分が無くなってきたら、醤油と塩を加え、味を整えれば完成です。