キャベツ
補腎により腎を養い、強筋骨・通絡作用を発揮する、冬の養生に最適な滋養豊かな食材です。
キャベツは「腎」を養う「補腎」が期待できる野菜です。「腎」を補うので、老化や疲労に有効なだけではなく、筋力の衰えに効果的な「強筋骨」、体の中の滞りを解消して流れを取り戻す「通絡」、脾や胃に滞っている余分な水湿を取り除く「化湿」などの効果が期待できます。また腎だけでなく、健胃作用も期待できるので、消化不良や胃痛、おなかのハリがある時にも摂りたい食材です。
栄養学的には、ビタミンU(キャベジン)が胃壁粘膜を保護・再生して、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防や改善に効果が期待できます。骨の健康維持によいとされるビタミンKや免疫力を上げるビタミンC、その他にも食物繊維、カリウム、カルシウムなどのミネラルやビタミンも豊富に含まれています。
キャベツは採れる季節や産地により、味や硬さなどの特徴が違うので、それぞれの旬に合わせて調理法を変え、日々の食事に取り入れていきましょう。
キャベツ活用レシピ
キャベツと鶏の豆乳スープ煮
【材料】2人前
【分量】キャベツ 1/4個、たまねぎ 1/4個、人参 1/2本、豆乳 150㎖、鶏もも肉 1枚、
コンソメ 大さじ2、薄力粉 大さじ1、オリーブオイル 大さじ1、水 100㎖、塩・胡椒 お好みで
- 鶏もも肉は食べやすい大きさに切って塩胡椒をし、薄力粉をまぶしておきます。
- キャベツ、玉ねぎ、人参を食べやすい大きさに切っておきます。
- オリーブオイルを入れたフライパンで鶏もも肉を焼き色がつくまで焼き、更に②を加えて炒めます。
- 水100㎖とコンソメを加え、弱火にして5分程煮ます。鶏肉に火が通ったら、豆乳を加え、温まれば完成です。
【補足】キャベツ以外の野菜はお好みで加えてください。たまねぎは気の流れを整え、胃の不快感を和らげる効果。人参は消化不良を改善し、血を補う効果が期待できます。









