JICA関西
貧困、紛争、環境破壊など、大きな問題が山積している開発途上国。地球全体の問題として捉え、世界の国々が解決に向けて取り組んでいくことが急務とされています。「日本人も開発途上国の今に目を向けてほしい」。そんな思いを込めて、JICA関西の食堂では現地で親しまれているエスニック料理を提供しています。
JICA関西は阪神・淡路大震災後に復興プロジェクトとして整備された神戸東部新都心にあります。
ハラル食は専用の調理器具を使い、管理を徹底。対応しているメニューにはプレートを掲げてわかりやすく。
大きな窓から差し込む陽の光が心地良く、開放的な食堂。風を感じながら食事ができるテラス席も完備。
JICA関西食堂の月替わりエスニック料理
8月はアフガニスタン料理
メイン料理のシチューに、主食、副菜、スープ、デザート。どれもエスニック料理ファンにはたまらない味です。
バーミヤ、シャアリーヤ
メインは中近東でよく食べられているスパイシーなオクラのシチュー「バーミヤ」。パスタ入りご飯「シャアリーヤ」と一緒にいただきます。
バンジャンボラニ、シェルワ エ ピアワ
ナス炒めのヨーグルトソース和え「バンジャンボラニ」。ジャガイモのスープ「シェルワ エ ピアワ」はピリッと刺激的な味。
フィールニ
デザートには牛乳プリン「フィールニ」を。カルダモンとローズウォーターが使われているのが特徴です。
DATA:
JICA関西食堂
兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2 JICA関西1F
TEL 078-261-0341
営業時間 11:30~14:00/17:30~22:00(各終了30分前 L.o)
定休日 年中無休 (年末年始を除く)
URL http://www.jica.go.jp/kansai/
(2015年8月 現在)
【取材レポート】
取材に訪れた8月は、毎週木曜日に民族衣装を着用するクールビズを実施。押川さん(右)と松浦さん(左)もお似合いです。
食堂のショーケースには丼ものやカレーライスなど、日本人に馴染み深いメニューもバラエティ豊かに並んでいました。セットメニューでは味噌汁を選ぶこともでき、日本食は研修員たちに人気なのだそう。気の抜けない研修期間中。やさしい味の日本食が、研修員たちの心に安らぎをもたらしているのかもしれません。