コンペイトウミュージアムやお
口に含むとやさしい甘さがほっと心を落ち着かせてくれるコンペイトウ。カラフルな粒はキラリと輝き、子どものころは眺めているだけでワクワクしたものです。コンペイトウのおいしさと不思議な形に込められた秘密を解き明かすため、「コンペイトウミュージアムやお」を訪れました。
しっかりと角ができて白く輝いて見える、味も色も付けていない素のコンペイトウを味見。砂糖のピュアな甘さが伝わります。
芯になるグラニュー糖はもともと長方形のような四角い粒。昔は芯にケシやゴマを使い、中華鍋で1ヵ月半から2ヵ月もかけて作っていたそう。地道な作業の積み重ねが、あのかわいい形を生むのです。
体験の最後にはコンペイトウ王国の王様が登場。愉快なキャラクターが笑いを誘います。
コンペイトウミュージアムのおすすめ
松茸こんぺい・塩こんぺい・和三盆こんぺい
味のバリエーションが豊富。松茸の風味をつけたコンペイトウは料理にも使えます。エリンギの包み焼きに数粒加えると松茸に大変身!?
世界一と日本一小っちゃなこんぺいとう
日本一は2.5mm、世界一はなんと直径1mm。ポルトガルの国旗をイメージした色付けです。アイスクリームのトッピングにもおすすめ。
60分キャンディー
個人差は多少あるものの、舐め続けると60分で食べきることができるというユニークな商品。さらに長時間に挑戦したい人は90分キャンディーを。
ジェムシュガー
コンペイトウを加えたかわいいシュガー。紅茶やコーヒーに添えると、いつものティータイムが華やかになること間違いなし。
DATA:
コンペイトウミュージアムやお(大阪糖果株式会社 八尾工場)
大阪府八尾市若林町2-88
TEL 072-948-1339
営業時間 9:00~17:00
工場見学は10名から平日のみ(要予約)
ミュージアムは他に、堺市と福岡にも。
詳細は公式サイトにてご確認ください。
(2015年11月 現在)
【取材レポート】
コンペイトウミュージアムでは、コンペイトウをより身近に感じてもらえるようにと手作り体験を実施しています。今回は団体さんにくっついて記者もその様子を見せてもらいました。体験では、工場のものよりコンパクトなサイズの釜にコンペイトウを入れ、味と色を付けていく作業を行います。どんな色と味にするのか、参加者たちで相談してから作業を開始。少しずつ丁寧に色素をかけていくと真っ白なコンペイトウがほんのり色づき始め、味を加えると甘い香りが鼻をくすぐります。出来立てをさっそくパクリ。温かいコンペイトウはやわらかく、ほろっと口の中で溶けてすぐになくなってしまいました。体験後はコンペイトウ王国の王様が登場。クイズやマジック、ギターの弾き語りで「コンペイトウの歌」も披露され、楽しく学ぶことができました。