森のおはぎ
おばあちゃんがせっせと手で丸めて作るものとは一線を画すモダンなルックスに、合わせる素材や食感はまさに新感覚。けれどもどこかに懐かしさを漂わせるお澄まし顔のおはぎたち。穏やかな甘さは日本酒ともベストマッチです。
季節の商品を作るときは市場で素材を探したり、昔から親しまれているおやつをベースに考えることも多いとか。ショーケースに並ぶかわいいおはぎたちは日本酒と一緒に楽しむお客さんもいるそう。
雑穀は絶対に使いたいと雑穀のエキスパートの資格を取得したという森さん。かっぽう着が定番の仕事スタイル。
秋冬の限定「焼き栗黒米もち」は栗のあんの中に、国産栗と砂糖で作ったくりきんとんを忍ばせています。おはぎと並んで人気の「やわらかわらびもち」は、その名の通りもっちりとやわらかで伸びがよい独特の食感。
森のおはぎのご紹介
大納言雑穀もち
大粒でなめらかな食感の北海道産大納言を使ったあんは食べ応え十分。小粒の小豆をブレンドして風味を高めた看板の味。
深煎きなこ雑穀もち
たっぷりまとわせた深煎りのきなこが香ばしい香り。中のあんは北海道産小豆を使用しやや甘めに炊き上げています。
本醸造みたらし雑穀もち
みたらし団子からヒントを得て作ったという一品。丹精込めて仕込まれたしょうゆを使ったたれはコクがありさっぱりとした甘さ。
ほうじ茶黒米もち
京都老舗店のほうじ茶を粉砕して練り込んだあんは、上品な香りとほろ苦さが特徴。古代米の黒米を混ぜたお餅とも好相性。
DATA:
森のおはぎ
大阪府豊中市中桜塚2-25-10
TEL 06-6845-1250
営業時間 10:00~13:00 14:00~売り切れまで
日・月曜休み(祝祭不定休)
【取材レポート】
取材におじゃました日はオープンからお客さんがひっきりなし。ある人は友人に噂を聞き、尼崎から初めて訪れたそう。「百貨店の催事で出店されていた時は売り切れで買えなかったので今日はリベンジ。無事お目当てのものをゲットできてうれしいです」と満面の笑みで話してくれました。バギーを引いたママも多く、同店のおはぎ以外は食べない子もいるそう。小さな子どもの間でもファンが広がっているようです。