じゃがいも(馬鈴薯/ばれいしょ)
様々な料理に欠かせない!ホクホク食感が美味しい「じゃがいも」。原産は中南米のアンデス山脈で、ナス科・ナス属の植物です。紀元後500年頃から栽培され、16世紀頃にはスペイン人たちによりヨーロッパへ伝わり、その後、世界各地で親しまれる食材となりました。日本には慶長(1600年頃)にオランダ人が長崎に持ち込んだのが最初と言われています。
品種が多く世界には約2,000種類の品種があると言われています。日本はその中の約20種類程が栽培され、私たちの食卓に届いています。
日本での生産地は北海道が大半を占めます。ですが春にいただける新じゃがは、九州地方のもので4月から5月に収穫されたものを言います。
土壌を選ばず栽培期間が3〜4ヶ月、さらには保存ができる為、年間を通して美味しいじゃがいもが手に入ります。貯蔵されずに、収穫後すぐに出荷される新じゃがは皮が薄くみずみずしくて美味しいです。
じゃがいもの栄養成分
・ビタミンC
細胞同士を結ぶコラーゲンを作るのに不可欠なビタミン類。ほうれん草と同じ位の量を含みます。またじゃがいもに含まれるデンプンに守られて加熱しても壊れにくい特徴があります。疲労回復・風邪予防・肌荒れなどへの効果が期待されます。
・カリウム
ミネラル分「カリウム」が多く含まれます。体内の余分なナトリウム(塩分)を排出するのでむくみ解消や高血圧予防になります。野菜に比べて多くはありませんが、食べる量や頻度の多さにより、摂取源として期待されます。
じゃがいもの選び方・保存方法
・選び方
料理の用途により、男爵系かメークイン系を選びます。2つの違いはでんぷんの量です。男爵は加熱するとホクホクとした食感となるのでコロッケやポテトサラダにぴったり。メークインは煮崩れしにくいのでカレーや肉じゃがなどの煮込み料理や炒め物に向いています。芽が出ず、大きすぎず、表面は滑らかでハリがあり、そして皮が薄くいものを選びましょう。
・保存方法
少量を小分けにしてキッチンペーパーに包み、さらにペーパーなどで包み、暗く風通しの良い場所で保存します。冷蔵庫での保存はでんぷんが低温障害を起こすので向きません。また冷凍にも向かない食材なので、調理をしたらすぐに美味しくいただきましょう。
ジャガイモとニラのチヂミ風
(オヤツにもオツマミにも大活躍)
材料|4人分(塩分量1.1g)
- ジャガイモ(メークイーン)・・・・280g
- ニラ・・・・40g
- シラス干し・・・・20g
- 卵・・・・2個
- 薄力粉・・・・大さじ4
- ゴマ油・・・・適宜
- [タレ]
- 八丁味噌・・・・大さじ1弱
- トマトケチャップ・・・・大さじ1
- ミリン・・・・大さじ1
- 湯・・・・約大さじ1
ジャガイモとニラのチヂミ風|作り方
- ジャガイモは、3~4cmの長さのやや太めの千切りにする。ニラは3cmの長さに切る。
- 卵を溶きほぐし、ジャガイモ、ニラ、シラス干し、薄力粉を加えてまんべんなく混ぜ合わせる。
- 温めたホットプレートに、ゴマ油を薄くひき、(2)を1/12量ずつ、薄く丸く広げる。
- ジャガイモが半透明になってきたら、フライ返しで裏返し、上から押さえつけてバラバラにならないようにしながら焼く。
- タレを作る。八丁味噌、トマトケチャップ、ミリンを混ぜ、湯でとろみ加減を調節する。
- 焼きあがった(4)を4枚ずつ盛り付け、タレをかける。