アズキ(小豆)
アズキの原産地は東アジアで、中国から渡来したといわれています。日本では縄文遺跡から発掘されたり、古事記にその記述があったりと、古くから親しまれてきました。アズキには「小豆」という漢字が当てられており、「ショウズ」とも呼ばれています。アズキという名前の由来には諸説あります。
アズキは、和菓子に使われるあんこや甘納豆などに加工されたり、小豆粥、赤飯、その他郷土料理などに使用されています。アズキを甘く煮詰めるあんこは日本独特のものです。
アズキの効能
・炭水化物の代謝をサポート・疲労回復
アズキにはビタミンB1が含まれており、糖質のエネルギー代謝をスムーズにしてくれます。糖質が筋肉内に蓄積して疲労物質に変わるのを防ぐので、疲労回復、肩こり、筋肉痛などにも効果があります。
・便秘の予防・解消
アズキには不溶性の食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維は水には溶けず、水分を吸収してふくれるため、腸を刺激して便の排泄を促してくれます。
・高血圧・高脂血症の予防効果
アズキに含まれるサポニンはコレステロールや中性脂肪を低下させ、高血圧、高脂血症の予防効果が期待できます。
・むくみ対策
アズキに含まれるカリウムは余分な塩分を体外に排出する効果があるといわれています。サポニンにも高い利尿作用があり、むくみに効果的です。
・美肌効果
アズキには抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれています。シミやソバカスの原因は紫外線によってできる活性酸素です。ポリフェノールはこの活性酸素を除去し、肌をダメージから保護するといわれています。
選び方のポイント
皮が薄く大きくてふっくらした粒がそろっている物で、紅色が濃く、つやのあるものが良いでしょう。
あずき葛餅 甘酒風味
材料|8人分(塩分量0.1g)
- 葛粉・・50g
- 水・・・・250cc
- ゆでアズキ(加糖・缶詰)・・・・150g
- 砂糖・・・・80g
- 甘酒・・・・120cc(すっきりとした甘味のもの)
- イチゴ・・・・4個
あずき葛餅 甘酒風味|作り方
- 鍋に葛粉、砂糖、分量の水を合わせて混ぜ、葛粉の塊がなくなるよう5分程おいてから、再び混ぜて溶かす。
- 中火にかけて木ベラで底と鍋のフチを意識して、しっかりと全体を混ぜながら加熱する。
- 半透明ののり状になってきたら、弱火にし、更にしっかりと混ぜながら加熱を続ける。
- 透明感が出てからも、しばらく混ぜ続けて加熱する。
- 火を止め、濡らした流しかんに手早く流し入れ、表面に冷水をはり、氷水をはったバットに流しかんごと漬けて冷やす。
- 冷やし固まったら流しかんから取り出して8等分に切り、ガラスの器に1つずつ盛り付ける。甘酒を大さじ1ずつ流し入れ、上に4等分に切ったイチゴを2つ添える。