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かまぼこの発祥については諸説あるものの、ある文献によると今年は生誕900年にあたる節目の年。長い歴史のなかで数々の商品が生まれ、中でも「かに爪風かまぼこ」は人々に新鮮な驚きを与えました。その生みの親であるヤマサ蒲鉾で、おいしさの秘密を紐解きます。

自然豊かな場所にある工場でおいしいかまぼこは作られています。

おいしさを水に求めて。

お弁当の一品やお酒のおつまみとして、またハレの日の食卓にも彩りを添えてくれるかまぼこ。脂分の少ない白身魚を使った高タンパク低カロリーのヘルシー食品は、子どもからお年寄りまで広く愛されています。大正5年に創業した老舗「ヤマサ蒲鉾」では、安心安全なおいしさを一番に考え、原材料を吟味。特に、味や風味を大きく左右する水には強いこだわりを持っています。「すべての商品に、工場からほど近い雪彦山系の伏流水を使っています。かつては街中にあった工場を自然豊かな今の地に移転させたのも、清らかな水を求めたい気持ちが大きかったからなんです」と語るのは、営業部の沖さん。海外から仕入れるすり身や野菜などには品質に目を光らせ、徹底した衛生管理のもと、一切保存料を使わないフレッシュなおいしさを届けています 。

かに爪風かまぼこの製造工程は大変興味深く釘付け。もっと間近で見てみたい衝動に駆られます。

食感と味、見た目に革命。

スーパーの練り物コーナーにはさまざまな商品が並んでいますが、中でもヤマサ蒲鉾がヒットの火付け役となったのが「かに爪風かまぼこ」です。それまで、色や形をかにに似せたスティック状のかに風味かまぼこはありましたが、同社はより本物に近い見た目と味を追求。独自に研究を重ね専用機を開発し、薄さ0.8mm細さ0.6mmのすり身を束ねてかにの身独特の斜め繊維を再現することに成功しました。口の中に広がるみずみずしさ、ほろほろとほどける食感やぷりっとした歯ごたえがなんともリアル。むき身を食べているかのような満足感が得られます。また、赤い部分にはトマトやパプリカの天然色素を用い、体への配慮も忘れません。かに爪風かまぼこの誕生以降も、かまぼこの概念を覆す新商品が続々と誕生。すり身とチーズ、生クリームを合わせた新感覚の「お魚のチーズケーキ」や、鱧を丸ごと1匹使用して職人が手作りする「鱧皮かまぼこ」などは斬新さから人気を集めています。

敷地内にある直売所「かまぼこ工房夢鮮館」では揚げ立てのかまぼこが大人気。観光客や地元の人で賑わっています。

工場見学で触れるかまぼこの魅力。

緑に囲まれた広大な敷地内には3つの工場があり、かに爪風かまぼこやかまぼこ・ちくわ、揚げかまぼこの製造工程を垣間見ることができます。かまぼこは気温や湿度で仕上がりに微妙な変化が生じるため、すり身の出来具合は熟練された人の感覚が頼り。検品もすべて機械任せとはいかないこともあり、工場内では約500人もの人々が製造を支えています。かまぼこ作りはまずすり身に味を付け、成型して加熱。品質を保つため急速冷却し、包装を経て全国へと出荷されていきます。1日分の生産量である約60万パック~70万パックが目にも鮮やかに出来上がっていく様子は圧巻。かに爪風かまぼこが完成するまでのプロセスも興味深く、目が離せません。工場見学の後は併設する夢鮮館へ。目の前で揚げる出来立ての天ぷらやここでしかお目にかかれない商品が購入できるのは直売所ならではの楽しみです。

ヤマサ蒲鉾のおすすめ

花咲しぐれワンダフルサラダ

同社自慢の味「かに爪風かまぼこ」。ほぐしてサラダにしたり寿司のねたにしたりとアレンジはアイデア次第。

関西蒲鉾

関西ではメジャーな焼きかまぼこは、香ばしさが味を引き立てています。波型の美しい焼き目にも注目。

お魚のチーズケーキ

第67回全国蒲鉾品評会で特別賞を受賞。ワインとのマリアージュを楽しみたいオツな逸品です。直売所でのみ販売。

鱧皮かまぼこ

農林水産祭で内閣総理大臣賞受賞。ハモの皮にハモのすり身を塗りつけたかまぼこは、弾力のある歯ごたえや深みのある味が本物さながら。

DATA:

ヤマサ蒲鉾 (かまぼこ工房 夢鮮館)

兵庫県姫路市夢前町置本327-16

TEL 079-335-4800 (かまぼこ工房 夢鮮館)

営業時間 9:00~17:00 無休 (かまぼこ工房 夢鮮館)

工場見学は要問い合わせ (TEL 079-335-1055 総務部 )

URL http://www.e-yamasa.com

(2015年5月 現在)

 

ヤマサ蒲鉾 からのメッセージ

『確かな品質 確かなうまさ』をモットーに、安全安心でおいしい商品をお届けすべく従業員一丸となって日々かまぼこ作りに取り組んでおります。また、直売店・かまぼこ作り体験教室・工場見学・春の芝桜無料開放・秋のヤマサ祭りなど、お客様に楽しんでいただけるコミュニティ施設としても人気ですので、ぜひお立ち寄り下さい。

【取材レポート】
取材に訪れた日はゴールデンウィーク間近。丁寧に手入れされた芝桜の見ごろが迫り、駐車場はあれよあれよという間に車や観光バスでいっぱいに。夢鮮館の中にも買い物に訪れた人たちで行列ができていました。晴天に恵まれた1日。散策や買い物の合間に揚げ立ての天ぷらやチーかまドッグを頬張りながら、みなさんとっても気持ちよさそうに過ごされていました。

 

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