山芋

初めての薬膳「山芋」|食育大事典

胃腸の働きを良くし、慢性的な下痢や食欲不振に効果的な食材です。

山芋は肺に潤いを与え、滋養強壮効果のある食材です。漢方の生薬として使われ、「山薬」と呼ばれています。山芋の食べ方としては、擂って、とろろご飯で食べることも多いですが、火を通せばホクホクと、生ならシャキシャキとした食感も楽しめますので、飽きずにさまざまな食べ方で楽しめます。栄養素としては、カリウム、ビタミン類、食物繊維などを含みます。カリウムは高血圧予防、細胞活性など、ビタミン類は疲労回復や美肌効果なども期待できます。擂った時にでるネバネバは、ムチンという水溶性食物繊維が含まれているからですが、ネバネバが消化サポートをしてくれますので、夏に冷たいものを食べて、胃腸が疲れている方にもおすすめです。まだ暑さを感じる秋の始めには、短冊切りにして、ポン酢をさっとかけるだけで、歯応えを感じながら、さっぱり美味しく食べられます。体に熱がこもっていると感じる時は、海苔をパラパラトッピングすると、熱の排出効果も期待できます。また、いつもはジャガイモを使うレシピも山芋に変えることで、滋養強壮効果も期待できる料理になりますので、疲労感を感じる秋には、山芋の活用をおすすめします。

山芋活用レシピ

山芋のサラダ
山芋のサラダ

    【分量】山芋 1/2本、ポン酢 (お好みで)

    【材料】2〜3人前

  1. 山芋を洗い、皮をむく。
  2. 食べやすい大きさで、短冊切りか拍子切りをする。
  3. お好みの量のポン酢をかけて、完成です。