アボカド
湿度の高い梅雨の時期は、五臓の「脾」を元気にするアボカドが効果的です。
例年、関東は6月前半から7月終わり頃までが梅雨となり、湿度の高い日が続きます。中国では、日本の梅雨と似た「長夏」と呼ばれる気候が夏と秋の間にあるので、この長夏のケアと同じケアを梅雨時期にしていきます。じめじめと湿気が多い梅雨は、五臓の「脾」を補うケアが必要です。気候と同様に、体の中にも水分が溜まり、「脾」がダメージを受けやすくなります。脾が弱ると、胃腸の調子が崩れたり、体が重だるく感じるようになります。そんな時におすすめなのがアボカドです。アボカドは年間通じてスーパー等でも購入出来ますが、脾を元気にする作用がありますので、特にこの時期に摂りたい食材です。食欲不振の時や体に熱がこもって口の中が苦い感じがするような時、便秘や疲労、肌の乾燥にも効果的です。栄養学的には、リノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸が豊富なため、コレステロール値を下げたり、血栓防止効果があります。その他、抗酸化・免疫機能を強化するグルタチオンや食物繊維、カリウム、葉酸など様々な栄養が含まれています。アボカドには少し体を冷やす作用がありますので、冷房で体が冷えている時には、体を温める食材と一緒に摂ることをおすすめします。
アボカド活用レシピ
アボカドグリルの和風チキンサラダのせ
- アボカドは半分にカットして、種を取り、カットした面にごま油を塗って、グリルで焼き色をつけておきます。
- サラダチキンは手で食べやすい大きさに裂いておきます。
- 浅葱、削り節、しょう油、ワサビ、ごま油を混ぜ合わせ、チキンを加えて和えます。
- ①の種のくぼみ部分に③をのせ、白ごまを一振りしたら完成です!
- 鶏肉やワサビ、浅葱は体を温める作用があります。アボカドと一緒に摂ることで、体が 冷え過ぎないようにバランスをとっていきましょう。
【分量】アボカド 1個、サラダチキン 1個、しょう油 小さじ2、ワサビ 小さじ1、浅葱 大さじ1杯分、ごま油 小さじ1/4(アボカドに塗る分は別に少々)、削り節、白ゴマ
【材料】2人前
【補足】