オクラ
気持ちや身体が重だるく感じる時は、オクラを食べて元気に夏を迎えましょう。
梅雨明けが近くなると、気温もぐっと高くなります。徐々に暑さにも慣れ、汗をしっかりかいて体温調節できるようになりますが、薬膳では、汗と一緒に「気」も体外に出ていくと考えられています。汗のかき過ぎで「気」が不足するだけでなく、体に溜まった水分で「脾」がダメージを受け、気の巡りも悪くなります。そんな時に摂りたいのがオクラです。
オクラは脾を元気にする「健脾」作用や、腸を潤わせ、消化促進や便秘の改善をしたり、ストレス・過労・不摂生などが原因の臓腑の衰弱や気血津液の不足にも効果的です。栄養学的には、免疫機能を強化するムチン、血糖値上昇を抑制するペクチン、水分代謝を促すカリウム等のミネラル、ビタミンBやC,食物繊維など、様々な栄養が豊富に含まれています。
食欲が落ちて、気持ちも身体も重だるく感じる時にはオクラを食べやすく調理して、元気に夏を迎えられるようにしていきましょう。
オクラ活用レシピ
オクラとトマトの酢の物
- オクラはヘタとガクをとり、塩をふって板ずりし、細かい毛をとっておきます。
- 熱湯でオクラを1分程茹でます。
- 茹で上がったら、冷水にとり、水気をきって、食べやすい大きさに切っておきます。
- トマト、ミョウガも食べやすい大きさに切っておきます。
- 酢、ハチミツ、醤油を混ぜ合わせ、オクラ、トマト、ミョウガを加えて和えます。
- お好みで、いりごまや鰹節をのせて完成です。
- トマトは体を冷やす作用がある夏野菜です。ここでは冷え過ぎないように、体を温める酢やミョウガを合わせています。体調により、合わせる野菜や調味料を変えてお試しください。
【分量】オクラ 1袋、プチトマト 4~5個分、ミョウガ 1個、酢 大2、ハチミツ 大1、醤油 大1、いりごまや鰹節などはお好みで
【材料】2人前
【補足】