プルーン
プルーンは西洋スモモの総称です。新鮮なものは生のままで、その他ドライフルーツやピューレにして食べられています。プルーンは、果物の王様、驚異の果物、奇跡の果物と呼ばれ、生のままでもドライフルーツにしても大変栄養価の高い果物です。ドライプルーンにした場合、β-カロテンはレーズンの約38倍、ビタミンB1はリンゴの約2.5倍、ビタミンB2はオレンジの約5倍、ナイアシンはグレープフルーツの8.5倍、鉄はバナナの約13倍、カリウムはナトリウムの740倍にもなります。カリウム不足の解消にも最適で、1日10個常食すると貧血が約2ヶ月程で解消されるといわれています。
プルーンの栄養価
・ペクチン
ペクチンは水溶性の食物繊維で、食後の急激な血糖値の上昇や、コレステロールの吸収を抑制する作用があるといわれています。また、整腸作用があり便秘の解消に役立ちます。
・ビタミンA
皮膚や粘膜、髪、目の働きを正常に保つ、肺や気管支などの呼吸器系統の病気の感染に対して抵抗力をつける、生殖機能を維持する、成長を促進する、といった働きがあります。
・β-カロテン
強い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防やアンチエイジング効果が期待できます。体内で必要な量だけビタミンAに変換されます。
・カリウム
カリウムは、ナトリウムと共に細胞内外の水分バランスを調節したり、神経の伝達や筋肉の機能調節に働きかけるミネラルです。体内の余分なナトリウムを排出し、血圧の上昇を抑える働きがあります。
・ネオクロロゲン酸
ネオクロロゲン酸は抗酸化物質です。体に有害な活性酸素から細胞を守るのに役立ちます。
プルーンの選び方・保存方法
プルーンは表面に白く粉がふいているもの、果実に張りがあって少し弾力のあるものを選びます。表面の白い粉はブルームといい、果実を保護する役割があります。プルーンの品種の多くにみられ、食べても害はありません。鮮度が落ちたり、手で触りすぎるとこの粉が落ちてしまうので、表面がきれいに白くなっているものを選びましょう。品種によって追熟するものとそうでないものとがあるため、購入する際は熟していてかたすぎず少し張りがあるものを選ぶようにします。
完熟しているプルーンは早めに食べるようにします。未熟なものは室温で追熟させてから冷蔵保存するようにします。冷蔵庫で保存するときは、乾燥しないようにビニール袋などに入れてください。
豆乳蜂蜜リンゴ酢とプルーンの紅茶漬
材料|4人分(塩分量0.1g)
- 調整豆乳・・・・600cc
- リンゴ酢・・・・大さじ2
- ハチミツ・・・・大さじ2
- ドライプルーン・・・・適量
- 紅茶・・・・適量
豆乳蜂蜜リンゴ酢とプルーンの紅茶漬|作り方
- プルーンの紅茶漬は、作りやすい分量で作りましょう。プルーンは、オイルコーティングしてあるものであれば、熱湯にサッとくぐらせて、水気をよく切っておく。
- 紅茶は、プルーンが十分浸るくらいの量を濃い目にいれて、粗熱をとる。
- プルーンを容器に入れ、紅茶をプルーンが浸るまで注ぐ。蓋をして、一晩ほど漬け、なじませる。
- 豆乳にハチミツを加え、よく混ぜて溶かす。ハチミツが溶けたら、リンゴ酢を加え、とろみが出るまでよく混ぜる。グラスに、等分に注ぐ。
- (2)を適量器に入れ、(4)に添える。