あずき(小豆)

初めての薬膳「あずき(小豆)」|食育大事典

余分な湿がたまり、不調が出やすくなる梅雨におすすめの食材です

小豆は、甘く煮てあんこにして食べることが多いですが、甘いものを摂らない方がよい梅雨時期は、むくみの改善効果を狙って、小豆茶にして楽しむのもおすすめです。ビタミンB、カリウム、サポニン、ポリフェノール、食物繊維、鉄などの栄養が豊富に含まれています。カリウムやサポニンはむくみに効果的ですし、鉄分は貧血予防に、ビタミンB群は美肌効果や疲労回復、ポリフェノールは血行促進し、冷えを改善する効果もあります。お茶として飲む際は、先ずは色が黒っぽくなって、芳ばしい香りがするまで乾煎りした後、煮出してお茶にします。体が冷えることもある季節なので温かいお茶として飲むのがおすすめですが、冷やして飲んでも美味しいです。体を温めたり、血を作る働きのあるナツメや美肌効果のあるクコの実を小豆茶のカップにポトッと入れて、プラスの効果を狙って飲むのもおすすめです。お茶として煮出した後の小豆は、研いだお米と一緒に炊飯器に入れて炊き、小豆ご飯にして食べることもできますので、無駄なく楽しみましょう。もちろん、市販の小豆茶をいつものお茶に変えて飲むのもおすすめです。

あずき活用レシピ

あずき茶
あずき茶

    【分量】あずき 50g、水 500ml

    【材料】2人前

  1. あずきを洗い、黒っぽくなって、芳ばしい香りがするまで乾煎りします。
  2. 乾煎りしたあずきと水を火にかけ、沸騰したらアクをとりながら、中火で20分程度煮出して完成です。

  3. 【補足】煮出したあとのあずきは、あずきご飯や豆サラダにして食べるのもおすすめです。