パセリ

セリ目、セリ科の二年草である「パセリ」。南イタリアが原産と言われ、古代ローマ時代から料理に使われているハーブです。和名は「オランダゼリ(和蘭芹)」と呼ばれ、日本の長崎に18世紀頃、オランダ人が持ち込んだとされています。そこから長崎で栽培が始まり、本格的に日本各地で栽培が始まったのは明治初年以降から。現在も料理の付け合わせや香り付けなど、幅広く使われています。

現在のパセリの生産地は、北海道から沖縄までの全国各地。その中でも千葉県、長野県が生産量の多くを占めています。家庭菜園でも約1ヶ月程度で育てることができる香味野菜です。

日本で使われるパセリは、葉の部分が縮れたものが多いですが、ヨーロッパでは葉が縮れていない同属別種のイタリアンパセリが使われています。イタリアンパセリの方が、苦味と香りが少なくなります。

パセリはそのまま食べるとクセが強いので、ブーケガルニとしてスープに香り付けをしたり、細かく刻んでソースやドレッシングなどで使うと良いでしょう。パセリに含まれる豊富な栄養素を、積極的に食べると体も喜びますよ。

パセリの栄養成分


・βカロテン
老化対策に役立つ栄養素。活性酸素を抑えて動脈硬化や心筋梗塞など、生活習慣病から体を守る働きがあります。皮膚や粘膜細胞を正常に保つ働きもあり、免疫力を高める効果があります。さらにはがん予防にも効果的です。

・ビタミンK
パセリは生鮮食品の中で最も多くビタミンKを含みます。血液の凝固や健康維持を促す脂溶性ビタミンは、骨粗鬆症の予防に役立ち、骨を丈夫に保ってくれます。

・ビタミンE
4.2mg(100g中)と多く含みます。抗酸化作用を持つ脂溶性ビタミンは、体内にある脂質の酸化を防ぐ役割があります。動脈硬化や血栓予防、悪玉コレステロールの現象など、加齢により引き起こす疾患予防に役立つことから、若返りビタミンとも呼ばれています

・ビタミンC
野菜の中でもトップクラスの含有量。コラーゲン生成やメラニン生成を抑えるなど美肌効果が期待できます。また抗酸化効果が高く老化やがんの原因となる活性酸素を取り除き、鉄の吸収を助ける作用があります。

・カリウムや鉄などのミネラル類
カリウムは、ナトリウム(塩分)の排出を促してくれる働きがあり、高血圧や動脈硬化の予防に効果的なミネラル。鉄は、疲労回復や免疫力アップになる栄養素。貧血対策にも効果的です。体内で血液中の酸素を運搬するという重要な役割を果たします。

パセリの選び方・保存方法


・選び方
葉の緑が濃く色鮮やかなものを選びましょう。葉も茎もみずみずしくシャキッとしたものが良いでしょう。

・保存方法
茎ごと野菜室で保存する場合、コップなどに水を入れて茎だけつけます。全体をビニールで包み乾燥を防ぎます。水を毎日交換することで1ヶ月程度保存ができます。10日前後で使い切る場合は、使いやすく小分けにしたパセリを水を含ませたキッチンペーパーを入れたジップロックかタッパーなどに入れ野菜室で保存します。新鮮なうちにドライパセリにするのも良いでしょう。

アサリとイカのパセリ風味パスタ
(魚介の旨味をパセリが爽やかに引き立てます)


アサリとイカのパセリ風味パスタ

材料|2人分(塩分量2.7g)

  • スパゲティー(乾燥)・・・・150g
  • アサリ(殻つき)・・・・200g
  • コウイカ(胴・小ぶりのもの)・・・・100g
  • エリンギ・・・・50g
  • タマネギ・・・・20g
  • パセリの葉(みじん切り)・・・・大さじ1
  • ニンニク・・・・1/2かけ

  • 白ワイン・・・・大さじ3
  • しょう油・・・・小さじ1
  • 塩・・・・適宜
  • オリーブ油・・・・大さじ3

アサリとイカのパセリ風味パスタ|作り方

  1. アサリは薄い塩水(分量外)に漬けて砂抜きをし、殻どうしをこすり合わせてよく洗い、水気を切る。アサリを鍋に入れ、白ワインを加えて蓋をして火にかけ、ワイン蒸しにする。
  2. アサリの口が開いたら火を止め、飾り用に6個とっておき、残りは殻から身を外しておく。蒸し汁はこして、取っておく。
  3. コウイカの胴は開いて斜めに切り込みを入れ、縦2等分に切る。大きければ食べやすい大きさに切る。エリンギは食べやすい長さ(2~3等分)に切ってから、3mm厚のうす切りにする。タマネギは粗みじんに切る。
  4. 大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(適宜)を入れ、スパゲティを袋の表示時間を参考にしてゆでる。
  5. フライパンにオリーブ油(大さじ2)を入れ、軽くつぶしたニンニクを加えて火にかける。ニンニクの香りが出てきたら、コウイカを加えて、両面を軽く炒めてから取り出しておく。この時、ニンニクは取り除く。
  6. アサリとイカのパセリ風味パスタ
  7. 同じフライパンで、タマネギとエリンギを炒める。さっと炒めたら、パセリと(2)で外しておいたアサリの身を入れ、コウイカを戻し入れる。しょう油と(2)で取っておいたアサリの蒸し汁を加えて混ぜ、茹で上がったスパゲティーを加える。
  8. 様子を見て、スパゲティーのゆで汁を適宜加えて水分量と味を調節する。仕上げに、残りのオリーブ油(大さじ1)をまわしかけて、火を止める。2等分して皿に盛り分け、仕上げに殻つきのアサリを3つずつ飾る。

  9. *レシピは2人分です。4人分の場合は材料が倍量になるので、スパゲティを和える段階で2人分ずつ調理することをオススメします。