正月にはかかせない料理のひとつである、お雑煮。
そのルーツは、煮雑(にまぜ)という言葉が転じたもので、その土地でとれる様々な食材で作られた煮物のことをいい、特に正月に限らず、おめでたい席で食べられてきたのだそうです。
本来は、神様へお供えしたものを分かち合い、力をさずかるために食べられるもので、神々への供物を新年に初めて汲み上げられた水(若水)と、初めておこした火を使って作られるものなんだとか。
味噌味やしょうゆ味、加える具材や餅の違いなど、雑煮が地方色豊かなのは、その土地土地の収穫物・特産品の違いが現れるからなんでしょうね。