腸炎ビブリオは、夏場に多く発生する食中毒原因菌の1つで、主に海産魚介類から検出されます。
特に、近海産のアジ、タコ、イカ、マグロ、アカガイなど、生で食べることの多い海産物には注意が必要です。
腸炎ビブリオは、海水など塩分のあるところを好み、真水に弱い性質があるので、真水(水道水)でしっかり洗ってから調理に取り掛かりましょう。
エラや殻の内側、表面についたぬめりなどをしっかりと洗い流すことがポイント。もちろんまな板などの調理器具の洗浄もお忘れなく。
調理後はすぐ食べること、または食べる直前に調理して、室温に放置しないことも大切です。
また、この菌は熱にも弱いため、焼き物や煮物といった加熱調理でも予防効果があります。
海水温の上昇とともに発生しやすい、腸炎ビブリオによる食中毒。これらの対策法をお役立てください。