夏の土用といえば、昔から暑さを乗り切るために精の付く食事をする習慣があります。
現在はウナギを食べる日という印象が強いのですが、丑の”ウ”の付くものや、丑の方角(北)を守護する玄武の色にちなんだ黒いものがよいと言われています。
ウナギは両方に当てはまりますが、他の”ウ”の付くもの(梅、瓜、牛、ウドン…)や黒いもの(黒ゴマ、ナス、黒豆、ドジョウ…)を取り入れてみるのもいいかもしれませんね。
また、土用シジミや土用餅なども、厄除けや暑気あたり予防になると言われています。
確かにこれらの食材は、たんぱく質やビタミン、ミネラルの補給になったり、暑くても食べやすいものです。昔からのいわれは、夏の食材を選ぶ上での生活の知恵だったのかもしれませんね。