スシは生の魚介が多く用いられるので、特に蒸し暑い季節には食中毒などが気になるところ。
もちろん鮮度も大切ですが、酢やワサビ、ショウガなどが持つ抗菌・殺菌作用を利用して、美味しく安全にいただく工夫がされています。
緑茶もその一つ。スシと言えば大きな湯のみにたっぷりの緑茶が付き物ですが、緑茶の渋み成分であるカテキンは、口中をさっぱりさせると共に、細菌の活動を抑える働きをします。O-157をはじめピロリ菌対策にも有効なんだとか。
毒消しに緑茶を飲むという昔からの知恵は、理にかなっているんですね。
ちなみに「あがり」というのは本来、食後(帰り際)に出すシメのお茶という意味で、店側が使う言葉。客側は使わない方がいいのかもしれませんね。