八十八夜とは、立春(2月4日頃)から数えて88日目(5月2日頃)にあたる、春から夏への節目となる日です。
お茶の木は生命力が強く、葉を摘んでもまた新たに芽が出てくるので、年3回ほど茶摘みが行われますが、中でもその年最初の若芽で作るお茶が、新茶(一番茶)です。
産地や気候によって収穫期は違ってくるので、八十八夜が初摘みの日とは限りませんが、大体4月中旬~5月下旬頃が新茶のシーズンです。
新茶には若々しい香りと新鮮な味わいがあり、旨味成分が多く含まれます。二番茶、三番茶になるにつれ、茶葉は大きく硬くなり、渋みが増すそうです。
八十八夜に摘まれたお茶は縁起が良いと言われていますが、この時期がまさにお茶の旬なんですね。