ブドウには、大きく分けてヨーロッパ系のものとアメリカ系のものがあります。
アメリカ種は、生食にしたりジュースに向く品種が多く、主にデラウェアやキャンベルなどがあります。生食用は、食べておいしいことはもちろん、食べやすさや粒の形などの見た目なども重要となります。
ヨーロッパ種は醸造に向くものが多く、主に糖度と酸度が高く、小粒なのが特徴です。代表的な品種として、白ワイン用のシャルドネ、リースリング、赤ワイン用のカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどがあります。
果実が小粒だと果皮と種の割合が多くなりますが、香味成分や色素成分が多く含まれるので、ワイン作りには重要な部分です。
生食向けと醸造向けのブドウそれぞれに、用途に応じた特徴があるという訳ですね。