東南アジアや中南米といった暑さの厳しい国では、唐辛子を始め、スパイスを多用した料理が多く食べられています。
その理由の一つに、辛い料理の発汗作用があります。辛いものを食べて一時的に暑くなり、汗が多く噴き出しても、汗が体温を奪いつつ蒸発することで、涼しくなるというわけ。
また、香辛料の香りや辛みといった風味には、食欲増進や消化促進といった効果もありますし、保存性を高めるのにも役立ちそうです。
体力を消耗しやすい気候の中で、しっかり食べられる工夫として、昔から受け継がれてきたのかもしれませんね。とはいえ、元々辛いものを食べ慣れてる人ならともかく、そうでない人が無理に食べると、かえって胃腸を痛める事にもなりかねないので注意が必要です。