砂糖は、サトウキビやテン菜などからとれる原料糖を精製して作る甘味料。分蜜糖と含蜜糖の2つに大別されます。
分蜜糖は糖液から糖蜜を除いてショ糖の結晶を取り出し精製したもの。中でもざらめ糖や上白糖、グラニュー糖は、純度が高く、白色をしています。この色は漂白したのではなく、結晶の粒子が光を乱反射するために白く見えるのです。
3回以上熱を加えて作ることから名付けられたという三温糖は、上白糖などの精製時に除かれた残りの糖液を、再結晶化させ作ります。再結晶化の行程を数回繰り返すため、薄茶に色付きます。
含蜜糖は、糖液をそのまま煮詰めて作るもの。黒や茶の褐色で純度は低めなものの、それが独特のコクや風味につながります。代表的なものに、黒砂糖や赤糖などがあります。