セロリの和名を、オランダミツバというのをご存知ですか?
日本とオランダの交流が始まったのは、慶長5年 (西暦1600年)のこと。鎖国政策の中でも、オランダ人が持ち込んだ科学や医学ほか西洋文化は、日本に多大な影響を与えました。セロリが持ち込まれたのもこの頃のこと。
オランダ人は色んな植物やその種を持ち込み、日本でも祖国の食事を楽しんでいたようです。そのため、そのまま和名としてオランダ語で呼ばれる野菜が、今でもたくさん残っているのです。
例えば、アスパラガス(オランダキジカクシ)、パセリ(オランダゼリ)、クレソン(オランダガラシ)、キャベツ(オランダナ)などがあり、食生活の洋風化と共に、日本人にも食されるようになったと言われています。