なすの艶やかな濃い紫色。ナス紺とも言われるこの色は、アントシアニン系色素の一種、ナスニンによるもの。
ブロッコリーやほうれん草より強い抗酸化力があり、ガンや生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える力が強く、またコレステロールの吸収を抑える作用もあります。
ナスニンの特徴は水溶性であること。煮物やみそ汁になすを加えると黒ずんだような色になるのは、ナスニンが溶け出たからなのです。
ナスニンを効率よく摂取するのにおすすめなのは、炒め物や揚げ物などの油を使った調理ですが、なすは油を吸収しやすいのでカロリーが気になる方はご注意を。