日本できのこの王様といえば松茸。同じようにイタリアでも秋に旬を迎えるのが、高級きのこフンギ・ポルチーニ(ポルチーニ茸)。
独特の香りを放ち、歯ごたえが良く、リゾットやパスタ、炒め物など様々な料理に使われています。日本ではヤマドリダケ、「西洋(イタリア)の松茸」と呼ばれることも。比較的手に入りやすいのは、乾燥もの。干し椎茸と同じく、干すことによって風味が凝縮され、少し使うだけでもポルチーニ茸の風味が楽しめます。
水やお湯、白ワイン等で戻して使うのですが、長く漬けすぎるとせっかくの香りがとんでしまうのでご注意を。また戻し汁も一緒に使うことで、より風味が増します。乾燥の他にも冷凍や、最近では旬を迎えると生も空輸されるようです。
ただし、松茸と同じくお値段はちょっとお高め。イタリア食材店、また百貨店や大型スーパーなどで扱ってる場合もあります。秋の味覚の一つとして、食卓に添えてみてはいかがでしょう。