「SPF」と表示された豚肉を見かけたことはありませんか?見た目は他の豚肉と変わらないようですが、大きな違いは飼育方法にあります。
SPFとは特定病原体不在を意味する「Specific Pathogen Free」の頭文字を取ったもの。日本で豚の特定病原体に指定されているのは、豚赤痢、オーエスキー病、トキソプラズマ病、豚萎縮性鼻炎、マイコプラズマ性肺炎の5つで、SPFの表示はこれらの病原菌は存在しない豚という意味。
無菌状態で帝王切開(産道からの感染を防ぐため)によって取り出された子豚を病原菌を遮断した衛生的な農場で育て、この豚を親として生まれた豚がSPF豚となり、以後何世代にも渡り徹底した衛生管理の元で育てられます。
とはいえ完全な”無菌豚”という意味ではないので、きちんと加熱して食べましょう。