ジャガイモの品種にも色々ありますが、最もよく出回っているのは男爵イモとメークイン。
丸くてゴツゴツした男爵イモは、明治時代に初めて導入した川田男爵にちなんで「男爵薯」と名付けられたもの。でんぷん質が多く、ホクホクとした粉質なのが特徴で、粉ふきイモやくずして使うコロッケやサラダなどに向いています。
つるっとして長細い形のメークイン(MayQueen)は、大正時代に英国から導入された品種。粘質なので形を崩したくない煮物料理、おでんやシチュー、カレーなどに向いています。
とはいえ、例えば肉じゃがでも、いもの形が残った方が好きな人もいれば、ほろほろと崩れたのが好きという人もいるでしょう。特性を理解した上で、お好みで使い分けるのがベストでしょう。