メロンの王様とも呼ばれる、網目のあるメロン。この網目はどうやって作られるのでしょう。
メロンの花が咲き終わり、交配が済んで果実が出来たばかりの頃は、網目はなく、ツルツルの状態です。このまま成長が続き、2週間を過ぎたあたりで、果実の成長速度に表皮が追いつけなくなり、まず縦に亀裂が生じます。その割れ目を保護しようとして、亀裂にそって染み出した果汁が固まり、盛り上がってきます。さらに大きくなるにつれ、横やななめへとどんどんひびが増えていき、そのたびに固まって、最終的にはネットでおおわれたような実となるのです。
あの網目はいうなれば、傷口保護のためのカサブタのようなものだったのです。