ゼラチンは、動物の皮や骨などから作る動物性のたんぱく質で、コラーゲンを含みます。
寒天は、テングサなどの海藻が原料の多糖類で、水溶性の食物繊維が含まれます。成分の違いもあって、特徴も異なります。
一般に、ゼラチンで作るゼリーは口どけがよくてやわらかく、弾力がありますが、寒天で固めたものは、歯切れが良く固めに仕上がります。ゼラチンと寒天では、溶ける温度も固まる温度も違い、ゼラチンの場合は20度以上で溶け始め、固まるのは10度以下ですが、寒天は室温でも固まるものの、煮溶かさなければきれいに溶けません。
食感の好みやどういうものに用いるのか、それぞれの特徴を知って上手に利用しましょう。