アメリカで誕生したと思われがちなパン、ベーグルの発祥には色々な説があります。
17世紀のオスマントルコの侵略を、ポーランドの援助で危機を脱したオーストリアにて、戦勝記念にオーストリアのユダヤ人パン職人が作ったのが始まりという説では、ポーランドの騎馬隊のシンボル、または馬好きの王にちなんで、馬のあぶみを模したものが作られたと言われています。
またドイツ語や、ドイツ語とヘブライ語を元に作られたイーディッシュ語の”輪”や”あぶみ”を語源として”ベーグル”と呼ばれるようになったともいいます。
どれも確証はありませんが、アメリカに伝わったのは、ユダヤ系の移民によるようです。卵や油脂、牛乳を使わず、食べ応えがあって腹持ちもいいので、ヘルシーブームに乗ってニューヨークを中心に広まりました。
ちなみに焼き上げる前に、成形した生地をゆでるのが最大のポイント。ゆでることで独特のもっちりとした歯ごたえになります。