タコライスは、味付けしたひき肉(タコミート)ときざんだ野菜(レタス、トマトなど)、チーズ、サルサ(ソース)などを、皿に盛った白米の上にのせた料理です。
つまりタコスの具をご飯にのせたもので、沖縄県の飲食店が発祥だと言われています。
タコスは、トルティーヤと呼ばれる生地で具をはさんだサンドイッチのような軽食で、トルティーヤを油で揚げた硬い生地(タコシェル)に具を詰めたもの、やわらかい生地で具を包んだものなど、様々な食べ方、バリエーションがあります。
タコスはメキシコ料理のひとつですが、メキシコ料理がアメリカへ渡って定着したものに、テクス・メクス料理があり、タコスもよく食べられているのだとか。アメリカの統治下にあった沖縄ではタコスを売る店も多く、日常的に親しまれていたことも、タコライスが生まれるきっかけとなったのでしょう
。タコライスは、メキシコからアメリカを経由して沖縄に渡ったタコスがアレンジされた、沖縄料理のひとつといえるのではないでしょうか。