ザッハトルテが最初に作られたのは?

m_458オーストリア、ウィーンを代表する菓子とも言われる、ザッハトルテ。ザッハマッセという、チョコレートのスポンジ生地に、アプリコットジャムを塗り、全体をショコラーデングラズールというものでコーティングした、濃厚なチョコレートケーキです。砂糖を加えずに泡立てた、生クリームを添えて食べるのが、正統なんだそうです。そのザッハトルテ誕生の由来にも、諸説あるのだとか。

 

19世紀のオーストリアにて、宰相であるメッテルニヒがウィーン会議の際に、もてなしの一品として作らせたもので、考案した料理人である、ザッハーの名から名付けられた、といった一説があります。当時、チョコレートや砂糖は高級品で、その贅沢さとおいしさが評価されたんだとか。それから門外不出のレシピとして、ホテル・ザッハーで守り続けられましたが、様々な経緯があり、他店でも作られるようになります。

そして、商標をめぐる裁判まで起こってしまった、ザッハトルテ。長期にわたる裁判の末、現在では様々な店で、ザッハトルテが作られるようになりましたが、”オリジナル”を名乗れるのは、ホテル・ザッハーのみ、なんだそうです。

 

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