最近日本でも人気の高いシーザーサラダは、ロメインレタスを中心としたサラダで、卵、削ったチーズ、クルトンと調味料などを混ぜ合わせて作ります。アンチョビを加えたり、ベーコンや鶏肉などを乗せた、食べ応えを出したものなど、そのバリエーションも様々です。
シーザーサラダが誕生したのは、アメリカの国境に程近い、メキシコのホテルでのこと。大勢の客が来店し、料理の材料が底をつきかけた時に、あり合わせのもので作ったサラダが評判になり、それを作り上げたシェフの名前から、シーザーサラダとして広まったんだそうです。
もう一つ、アメリカ生まれのコブサラダは、たっぷりの野菜に、鶏肉や七面鳥、ゆで卵、ベーコン、チーズといった具を食べやすく刻み、ドレッシングをかけたもの。ハリウッドにあるレストランのオーナーが、その時にあった材料で作った、まかない料理がきっかけで、その名と共に広まったんだとか。
どちらのサラダも、その時にある材料を上手に活用し、考案した人の名前がつけられたもの、だったんですね。