この頃、数種類の穀物をブレンドしたものや、1種類ずつパック詰めされたもの、また雑穀ご飯やおむすびなど、様々な雑穀を見かけるようになりましたね。
雑穀とは、イネ科の穀物のうち、主要である米や麦を除いた総称のこと。代表的なものに、アワ、ヒエ、キビなどがあります。古代米とも言われる赤米や黒米、同じイネ科の植物であるトウモロコシや、ハトムギ、エンバクなども含まれます。でも特に明確な区別は無く、大豆や小豆などのマメ科のものや、ソバの実(玄ソバ)、アマランサス、キヌアなど、イネ科ではなくても雑穀として扱われる場合もあります。
雑穀は、白米と一緒に炊いたり、粥にする以外にも、餅や麺、パン、菓子に加工するなど、幅広く活用されています。最近になって、食品として雑穀が注目されるようになった理由の一つに、健康志向などで、栄養面が見直されたことがあげられるでしょう。例えば、色素のポリフェノールや食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富といった、栄養価の高さ、機能性が注目されています。