アメリカの感謝祭(サンクスギビング)に欠かせない料理といえば、北アメリカに生息する大型の鳥である、七面鳥の丸焼き、ローストターキーが上げられるでしょう。
その昔、アメリカ大陸に人々が入植した際に、住み慣れない土地で十分な食糧が得られず、多くの犠牲を出してしまいました。しかし先住民の助けを得たことで生き延びることが出来た人達が、翌年の収穫に恵まれた際に、感謝の気持ちを込めて先住民達を招待したのが感謝祭の始まりとされ、その時に出されたご馳走が七面鳥であったといわれています。
他にも、新しく移り住んだ土地で、それまで食用としてきた家畜がうまく飼育できず、野生の七面鳥を獲って食料を得たことがきっかけとなった、という説もあります。
このようなことから、感謝祭をはじめとするお祝いごとに七面鳥を食べる習慣が定着し、クリスマスにも欠かせない料理になったようです。