ホットクロスバンズってどんなパン?

m_496ホットクロスバンズ(Hot Cross Buns)は、キリストの復活を祝う復活祭(イースター)には欠かせない、イギリスの伝統的な食べ物のひとつです。

 

復活祭とは、十字架にかけられたイエス・キリストがよみがえったことを記念する日。その日は、春分の日を過ぎ、最初の満月を迎えた次の日曜日とされているため、毎年日が移動します。その直前の金曜日であるキリスト受難の日を、グッドフライデーと呼びます。

 

ホットクロスバンズは、グッドフライデーの朝食にする習慣があり、この日に焼かれたパンには、魔よけと幸運をもたらす力があるとされているそうです。

レーズンやカレンズ(小粒のレーズン)などのドライフルーツやスパイスを加えた生地に、白い生地などで十字の模様をかたどって焼き上げた、甘めのパンです。

この印は十字架に見立てたものとされていますが、このパン自体はキリスト教が伝わる以前から、春を祝うのに作られていたという説があるのだそうです。

春の訪れを感じられるパンといえるのかもしれませんね。

 

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