生麩と焼麩の違い?

m_491小麦粉を水でこね、水洗いして取り出したグルテンを主原料に作られる麩(ふ)は、中国より伝わったとされるものの一つで、日本の伝統的な植物性たんぱく質食品です。

 

生麩は主に、グルテンにモチ粉や小麦粉を加えてこね、蒸すなどして加熱したもの。

例えば、ヨモギやアワを加えたヨモギ麩、アワ麩に、小口に切ると紅葉や梅の形になる色鮮やかな棒状のもの(さお物)や一つずつ形作られる手まり麩といった細工麩があり、京都の京生麩をはじめ色々な生麩があります。

 

焼麩は、グルテンに小麦粉やモチ粉を加えてこねた生地を焼き上げたもの。こちらは保存食としても優秀です。一般的な観世麩に白玉麩、小町麩をはじめ、棒に生地を巻きつけて焼いた円筒形の車麩、円筒形に焼いた生地を平らにつぶして乾燥した板麩(庄内麩)など、全国各地で様々な製法、形の焼麩が作られています。

 

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